プロテスト合格

 プロゴルファーとして生きて行くには、
LPGAのプロテストに合格するのが、どうしても欠かせない要件である。

 黄金世代と呼ばれる彼女たちも、
プロテストで悲喜交々の状況を呈している。


<黄金世代のプロテスト合格>

 プロテストは、そう簡単には通らない。

 1998年度世代でも、
・2017年度実施のテストでの、一発合格者は、
  小祝さくら、浅井咲希、勝みなみ、
  小滝水音、新垣比菜、畑岡奈紗、木下彩、

 の7名で、
・2018年度実施のテストでの、2回目での合格者は、
  高橋彩華、大里桃子、河本結、
  臼井麗香、渋野日向子、原英莉花、吉本ひかる、

 の7名で、
・2019年度実施の黄金世代として3回目のテストで合格したのは、
  山路 晶、田中瑞希、
 の2名で、
まだ合格していないのは、三浦桃香だけである。


 なお、プロテストに一発合格したと言うのは上手だからと言えるが、
それと勝負強さとは違うみたいで、
・1回目でプロテストに合格していながら、
 小滝水音や木下彩のように、
 未だ優勝が無い者も居るが、
・2回目のプロテストでやっと合格した渋野日向子は、
 国内で4勝、海外で1勝した
と言う例も有るからね。


<プロテスト合格の意味>

 日本女子プロゴルフ協会は、プロテストを行なっていて、
合格すると、協会員に正式登録される。

 プロゴルファーを目指す者にとっては、
これに合格することが、大会に出場出来る一歩で、
ある。


 と言うのも、
何でプロテストに合格することが何よりもの前提になるかと言うと、
・今までは、プロテストに合格していなくて、
 LPGAの会員になっていなくても、
 次年度のLPGAのツアー大会に出場出来る順位を争う
 QT(予選会)と言う制度が有って、それで好成績を挙げれば、
 プロテストに合格してなくても、ツアー大会に出場出来たが、
・2019年からは、
 QT出場資格がLPGA会員に限定されることになり、
 LPGAの会員でないと、QTに出られなくなった。
ので、プロテストに合格することが、
プロゴルファーとして生きて行く条件になるからだ。

 なお、この基準に改正された背景としては、
・プロテストに合格していない若い選手たちが、
 QT(予選会)で良い成績を挙げ、
 ツアー大会に出場して来て、賞金を稼ぐのに、
・プロテストに合格しながら、
 なかなか良い成績が納められない先輩たちが、
  ”何の為のプロテスト合格なのか!”
  ”プロテスト合格者の権利を守ってほしい。”
 と不満を訴えたことから。
だそうな。


 なお、
・今までは、高校卒業以上の年齢で受けられる
 ことになっていたが、
・2019年度からは、高校3年生から受けられる、
 ことになった。
ようだ。


<外国人もプロテストを受ける>

 外国人ゴルファーの中には、
それまでは、自国などでやっていたが、
日本のプロツアーに出場したいということで、
それなりの歳になって受ける者もいる。

 例えば、「エイミー・コガ」は、
・アメリカのハワイ出身で、
・1995年8月26日生まれの24歳だが、
・2017年は、韓国ツアーに出場してたが、
・LPGAのプロテストは、2018年に挑戦し合格。
と言う例だ。


 ただ、日本のプロテストに合格していなくても、
ツアー大会に、外国人が出場することが有る。

 それは、
大会主催者が、大会を盛り上げる為に、
外国人選手を招待するから、
である。



 中断