「焼き鯖(さば)寿司」
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お店で売っている姿 | 竹の皮風の中包み | |
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肝心の中身 | 油がきついので、ラップで巻いてある。 | ええ、ええ、とっても美味しいわよ。 |
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とても肉厚な具で、食べ応え有り。 | あら、もう最後の一切れ?(涙) |
最近、焼き鯖を酢飯(すめし)に載せた「焼き鯖寿司(鮨)」がブームだそうな。
ということで、職場の同僚の心遣いで、私たちも昼食に「焼き鯖寿司」を食べさせてもらえることになった。この焼き鯖寿司で有名なのは「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」であるが、それは空港でしか販売されていない「空弁(そらべん)」なので、私たちが買うことは出来ない。
と言うことで、別の会社が作っている「焼き鯖寿司」である。
私は、一度でいいから有名になった「焼き鯖寿司」を食べたかったので、とても嬉しかった。発案してくれたKさん、実際に買ってきてくれたMさん、どうも有り難うございました。
この「焼き鯖寿司」だが、聞くところによると、福井市で鮮魚商を営んでいた矢部みち子さんという女性が、福井県の若狭地方(特に小浜市)で有名な焼き鯖を酢飯に載せて押し寿司にして、「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司(さばずし)」として空港などで売り出したところ、「美味しい」という口コミで人気が出始めた、との説明をしているホームページがあるが、どうやら、それは嘘(うそ)らしい。
本当は、矢部みち子さんが、別の品物を日本航空の関係会社に売り込みに来て、その時に、「串に刺した若狭名物の焼き鯖」を土産に持っていったところ、それを食べた社員が、あまりもの美味しさに、
「この焼き鯖を寿司の上に載せたら良いかもしれない。」
と発案し、その会社が開発したそうな。
その美味しさが段々と評判になり、その評判を聞いたテレビ局や雑誌が、「空弁(そらべん=空港で売っている弁当)」の特集で採り上げた為、グルメブームに乗っかり、ますます人気が出始めたのだそうな。
聞く処によると、「みち子・・・」だけでも、何とまあ一日に1,300個が売れたこともあるそうである。
これが本当だと思っていたら、4年前に福井県北部の三国町で「まちづくり協議会」が、新しい三国の名産にしようと作った、との説明もあった。だからか分からないが、三国町の某店のホームページには、「元祖・・・」との名前が付いている。
結局は、どれが本当かはよく分からないことになってしまった。まあ、どうでもいいや。(苦)
それにしても、
・何故に「福井市」の「みち子」さんが、若狭の焼き鯖として売っているのかなあ?
・本当に若狭で焼いた焼き鯖なのかなあ?
・若狭の焼き鯖の知名度が高いので、名前だけを使っているのかなあ?
という疑問が出てきたりして。
そこで調べてみると、 米も焼き鯖も福井県の物を使っているそうで、毎朝、福井で作った焼き鯖寿司を、小松空港から羽田空港や関西空港、大阪空港、名古屋空港まで送っているそうな。鯖が若狭で焼いた物かどうかは不明。
さて、肝心の私たちが食べた「焼き鯖寿司」の味だが、鯖の臭みが抑えられていたし、味も結構良いと思った。ただ、有名な「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」を食べたことが無いので、それと比べてどうかが分からないのは、ちょっと残念でもある。
何方(どなた)か、空港に行かれた時に私への土産に買ってきてください。(願)