カリン酒
カミさんが、カリン酒を作った。 カリン酒とは、焼酎にカリンという果実を入れて漬けて作るもの。 風邪を引いたり喉(のど)を使いすぎたりしたときにお湯で割ったりして飲むと、喉が楽になるようである。 カリンは、青い物は早すぎるので、黄色く熟し、蝋(ろう)のようにヌルヌルする蜜が出るまで待った方が良い。 |
<カリン酒の作り方>
1.材料
広口瓶、カリン数個、甲種焼酎(ホワイトリカー)の35度以上のもの、
氷砂糖を適量
2.手順
1)ビンを水洗いして、乾かしておく
2)良い香りが出て、表面がベトついて熟しているカリンを、
水かお湯で洗い汚れや蜜を取り、乾くまで置いておく。
3)四つ切りにして、更に切って1cm程の厚さの半月切りにする。
変色しやすいので、早く処理をしてびんに入れる。
種には薬効成分があるので、種を捨てない。
4)カリンの上から氷砂糖を入れ、焼酎を注ぐ。
5)密閉して冷暗所に保存する。
6)半年ほど置いたら飲めるようになる。
カリンを引き上げても良いが、入れて置いても良い。
早めにカリンを引き上げると色の薄いカリン酒になるし、
そのまま入れておくと茶色っぽいカリン酒になる。
<カリンとは>
カリンとは何ぞや。漢字を当てはめると「花梨」と書くようだ。あまり知られていなかったが、NHKだかのテレビ小説の題名で有名になった。別名アンランジュともいうらしい。
中国に野生していたものが、江戸時代に日本に持ってこられたそうである。
バラ科の木で、樹高は6m以上になるらしいし、4〜5月頃に淡紅色の花が咲き、9〜11月頃に楕円形の実がなる。果実は完熟すると強い香りを放つが、固くて渋味が多く、生では食べられないので、砂糖漬やジャム、果実酒にしたりする。