スポーツの学習室
DH(指名打者)制度とは
DH(指名打者)制度とは、
・ピッチャーが打席に立つ代わりに、
・守備には就かず打つだけの選手を指名して、
・「指名打者」が打席に立つ(バッティングをする)。
のである。
で、打順はチームの都合や作戦で、1番から9番打者のどこの順番でも良いので、チームとしてはとても使い易い。
現に、「大谷翔平」選手も、
・8番打者、7番打者、6番打者、4番打者、5番打者、
と、色々な打順で出場している。
なお、この「指名打者」の制度は、
・ピッチャーの怪我や疲労を防ぐ。
・あまりバッティングが得意でないピッチャーの代わりに、
強いバッターを打席に立たせることで、
ヒットやホームランが期待出来、
試合が面白くなる。
と言う狙いが有って、制定されたようだ。
この制度を採用しているのは、
・MLBでは、
大谷翔平選手の所属するエンゼルスや、
田中将大投手の所属するヤンキースなどが入っている
「アメリカン・リーグ」が採用しており、
・日本プロ野球では、
福岡ソフトバンクや西武ライオンズ、楽天イーグルスなどの
「パシフィック・リーグ」が採用している。
のである。
逆に、採用していない、MLBの「ナショナル・リーグ」や日本プロ野球の「セントラル・リーグ」では、ピッチャーも打席に立たなければならない。
現に、
・「シカゴ・カブス」の「ダルビッシュ有」、
・「ロサンゼルス・ドジャース」の「前田健太」、
は、試合中に打席に立って、時々ヒットを打ったりしている。
こうなると、楽しみなのは、「ナショナル・リーグ」のチームが主催する試合で、
・ピッチャーとして登場し、素晴らしいピッチングをし、
・4番バッターとして打席に立ち、ホームランを打つ、
と言う、コミック(漫画)のような活躍をすることだね。
でも、デッドボール(死球)を当てられたピッチャーが、骨折などの怪我をして投げられなくなることも起きている。
右投げ左打ちの「大谷翔平」選手は、打席に立つ時、投げる時に使う右腕がピッチャー側に来るので、デッドボールで当てられ怪我をするのが怖い。
なお、ソフトボールにも同じような「 DP 」と言う制度が有るが、ソフトボールの場合は、ピッチャーに限らず、1塁手でもセンターでも、どこの守備に就いている選手の代わりでも打席に立てるところが、野球と異なっている点である。