日本語の難しさ「憚(はばか)る」

 昨日の日記に、たー爺さんのを、
「憎まれっ子、世に憚。」
と書いたら、日記を読んでくださった方から、
「憎まれっ子、世に憚らず
 って、言うんじゃないんですか?」
と聞かれた。
 読んでくださって、有り難うございます。

 そうなんだよね。
「憚る」と言う言葉の意味を調べると、
1)遠慮する、控える、躊躇(ためら)う。
2)威張る、幅を利かせる
と、正反対の意味が出てくるんだよね。
 だから、混乱するんだよね。


 でも、よくよく調べると、
・基本的には、
 1)の遠慮する、控えるの意味で使うことが多く、
・そんなことは言うのも憚かられる。(遠慮する)
などと使われるのが主流である。


 逆に、
・2)の「威張る」の意味で使われるのは、
・「世に」にくっ付けて、
 「憎まれっ子、世に憚る」の時だけ。
のようである。


 日本語は難しいね。