ガス式ハンドガンの「ブローバック」


 ガス式ハンドガンを買う時に、ちょっと迷ったのが、
・とにかく、サルを追っ払う為なので、構造がシンプルでも良い、
・どうせ買うなら、モデルガンとしても楽しめる構造の物が良い、

のどっちにするかだった。

 と言うのも、
「モデルガンとしても楽しめる構造」
と言うと、何と言っても、
「ブローバックが有るか無いか」
である。

 因みに、ガス式エアガンの場合、
・「ブロー」とは、排気のことで、
・「バック」は、後方に下がるで、
・「ブローバック」は、
  ガス排気の力で、スライドフレーム(遊底)を後方に下げる、
の意味だろう。


 で、本物の銃の「ブローバック」とは、
1)引き金を引くと、撃鉄が薬莢の中の後ろ側に有る火薬を叩き、
2)火薬の爆発力で、薬莢の前方に有る弾を飛ばすと共に、
3)火薬のガスでスライドフレーム(遊底)を後ろに押し下げ、
  その時に、空になった薬莢を排出し、
  次の新しい薬莢を挿入する。
仕組みである。

 それに対して、今回購入したガス式ハンドガンでは、
薬莢を使わずに、直接BB弾を飛ばすので、「ブローバック」の仕組みは要らないんだけど、
ハンドガンを愛する人たちは、実際の銃のように、「ブローバック」を楽しみたい人が多いので、
本物の「ブローバック」とは異なるんだけど、
「ブローバック」もどきを、モデルガン製造会社は組み込んでいるのである。


 その仕組みは、
1)最初に、スライドフレームを引くと、
  「薬室」に1発目のBB弾が装填され、
2)引き金を引くと、ガスが、薬室の中に有るBB弾を飛ばし、
3)同時に、ガスの力でスライドフレームが後方に動き、
  本物の銃と同じブローバックする。
  ただし、本物の銃のように、薬莢を飛ばすことは無く、
  ブローバックを楽しむだけだが。
4)この時、次のBB弾を挿入してくれるので、
  手で、スライドフレームを後方に引く必要は無く、
  続けて射撃出来る
ようになっている。

 同じガス式ハンドガンでも、フレームが固定されていて、「ブローバック」しない物も有る。
 こちらの方が構造はシンプルなので、故障は少ないメリットが有る。
 サルを追っ払う為なら、こっちでも良いんだけど、遊び心で、「ブローバック」が欲しかったんだよね。






ガス式エアハンドガン「ブローバック」ビデオへのリンク
 (動画をお借りしました。)