映画解説
「アバター 1」
最初に、「アバター」とは、
・仮想空間の中で、
・人間の代わりを作り出し、
喋ったり行動したり、させる
人形みたいな、物である。
それらを踏まえて、
2009年に公開された映画「アバター」の
紹介をする。
<スタッフ等>
・監督:ジェームズ・キャメロン、
・製作:ライトストーム・エンターテインメント、
・配信:20世紀スタジオ
(ウォルト・ディズニー・スタジオ)、
・分野:SF映画、
・興行:世界歴代1位の興行収入、
・続編:2022年12月に、2作目(配信済み)、
2025年に、3作目(予定)、
2029年に、4作目、
2031年に、5作目、
<粗筋1 背景など>
<惑星パンドラとナヴィ>
・惑星パンドラは、太陽系地球に一番近い惑星。
高速宇宙船で、
5年9ケ月で、到着する。
・地場の関係か、
空中に、岩の塊が浮遊する場所が有るなど、
美しく神秘的な自然が広がっている。
・動植物も、独特の生態系を持っっており、
超自然的な能力を持つ物も、存在。
・しかし、同時に、
獰猛で危険な捕食者も居たりする。
・知的生命体としては、「ナヴィ」と呼ばれる
人間のような姿形をした生き物が、
自然との調和を大切にして、
原始的な生活を送っている。
・「ナヴィ」は、人間の2倍ほどの身体を持ち、
尻尾も持っている。
・触覚の役目を持つ長い髪を垂らし、
髪には、神経伝達機能が有り、
その髪を、翼竜(鳥形の恐竜)などの
動植物の触覚とつなぎ、
意志の伝達を行ない、
自由に乗りこなしたり、
会話をしたりする。
惑星パンドラの大気は、
人間の生存には向いておらず、
「エグゾバック」と言う、マスクを着けないと、
20秒で失神し、
4分間で、死亡する、
と言う、
苛酷な環境でもある。
<地球の企みと「アバター」誕生>
・人類は、地球の資源を使い過ぎて、不足。
・資源開発会社「RDA」は、
惑星パンドラに、
鉱石アンオブタニウムが眠っていることを知り、
採掘しようとするが、「ナヴィ」は、拒否する。
・RDA社は、先住民「ナヴィ」の反対を押し切る為、
傭兵部隊を雇って、対抗。
結果、お互いに、死者が出る、状況になっていた。
・状況の改善を図るRDA社は、
人間と「ナヴィ」のDNAを融合させ、
人造の生命体「アバター」を作りだす。
・「アバター」には、意志や知能が無いので、
そのままでは、動かない。
・そこで、
生きた人間の頭脳と「アバター」の脳を繋ぎ、
「アバター」に意識を持たせ、動かせるようにする。
・原住民「ナヴィ」は、自分たちと同じ姿の「アバター」に
気を許すようにはなるが、
鉱石採掘に関しては、自然破壊を嫌がる。
<粗筋2 「ジェイクアバター」>
<「ジェイクアバター」の活動開始>
・西暦2154年。
・「RDA」社は、「アバター」の研究を進めていたが、
自分のDNAを使って「アバター」を作った科学者が、
地球に戻っていた時、強盗に襲われ、
死亡してしまった。
・「アバター」と人間の連結(リンク)には、
相性が有り、
誰でもが、上手く連携出来るわけではなく、
会社は、困っていた。
と言うのも、
「アバター」を1体、作るのには、
大きな費用が掛かり、
何体も作れない、
からである。
・そこで、亡くなった科学者「トミー」の、
双子の弟「ジェイク」が、
呼ばれたのである。
・「RDA」社は、
双子の弟なら、兄の代役が出来て、
兄のDNA「アバター」でも、上手く繋がるのでは、
と考えたのである。
・双子の弟「ジェイク」は、海兵隊員だったが、
戦闘中に傷を受け、下半身不随になり、
車椅子生活を、余儀無くされていた。
・会社の説得と、高額の報酬などに、
「ジェイク」は、兄の代りを、引き受ける。
・「RDA」社のラボ(研究施設)の責任者「グレイス」博士は、
「ジェイク」と「アバター」の接続実験に取り掛かり、
見事に成功。
・「ジェイク」も、
”自分は、一生、車椅子生活だろう。”
と諦めていたのに、
「アバター」として、自由に動けるようになり、
興奮して、走り回るのだった。
<「クオリッチ」大佐の企み>
・どんどん「アバター」に慣れて行く「ジェイク」。
・そんな中、「ジェイク」は、
「RDA」社が雇っている
傭兵部隊の司令官「クオリッチ」大佐に呼び出される。
・「クオリッチ」大佐は、
研究の責任者「グレイス」博士の、
「ナヴィ」と平和的に交渉する姿勢に業を煮やし、
武力で「ナヴィ」を制圧しようと考えていた。
・そして、「ジェイク」に、
”「アバター」で、森に入った時、情報を収集し、
私に、秘密で報告せよ。”
”成功したら、地球への帰還と、足の治療を支援する。”
と言い、「ジェイク」は受け入れる。
<粗筋3 「ナヴィ」への接近>
<「ネイティリ」との出会いと接近>
・「グレイス博士アバター」の指揮で、
数名の「アバター」チームを作り、
森の中に入って行く。
・しかし、「ジェイクアバター」は、チームとはぐれてしまう。
・森の中を彷徨う「ジェイクアバター」は、
凶暴な野生動物に襲われる。
・危ない時に、女性「ナヴィ」に
助けられる。
・「ジェイクアバター」は、お礼を言うが、
女性「ナヴィ」は、
”お前を助けた所為で、
不要な殺害をてしまった。”
と、怒る。
・女性「ナヴィ」は、「ネイティリ」と言う名前で、
「アバタージェイク」を、
自分の「オマティカヤ族」の村に連れて行き、
村を治めている両親に会わせる。
・他の「ナヴィ」は、「ジェイクアバター」を警戒し、
村の長(おさ)である「ネイティリ」の父も、
「ジェイクアバター」を追い出そうとする。
・しかし、祈祷師でもある「ネイティリ」の母は、
「ジェイク」を受け入れ、色々と学ばすよう、
娘を教師として、指名する。
・また、「ジェイクスーリ」と言う名前も、貰う。
<帰還と報告>
・その夜、「ジェイクアバター」が睡眠に入ると、
アバターからリンクが解除され、
研究所内で、「ジェイク」は目覚め、
「ナヴィ」に受け入れられ、
色々と学ぶことになった、
と報告する。
傭兵部隊長の「クオリッチ」大佐は、
”凄く大きな鉱脈が有るので、採掘したい。”
”3ヶ月待って、「ナヴィ」が立ち退かなきゃ、
強硬手段を採る。”
”それまでに、奴らを説得しろ。”
と、「ジェイク」要求する。
<粗筋4 ラボへの移動と深まる理解>
<移動ラボへの脱出>
・「グレイス博士」など科学者の研究グループは、
利益追求優先の会社や「クオリッチ」大佐の
やり方に反発を持つ。
・そして、
アバターや、ジェイクなどを、
磁場が乱れていて、岩山が空中に浮かぶ、
通称「ハレルヤマウンティング」に有る、
移動ラボに連れて行く。
・ここは、「クオリッチ」大佐の手も届かず、
アバターと人間をリンクさせる装置も、
おかれていた。
<「ナヴィ」と馴染んで行くアバター>
・「ネイティリ」も、「ジェイクアバター」に、
村の生活や森のしきたり、狩りの仕方、
などを教えて行く。
「ジェイクアバター」が、「ナヴィ」の村人と馴染むに連れ、
「ナヴィ」も、心を開くようになり、
「グレイス博士アバター」も、村の訪問が出来る
ようになる。
<粗筋5 「イクラン」との絆>
<翼竜「イクラン」との絆>
・ハンターになるには、
自分専用の翼竜「イクラン」と、絆を結び、
一生の関係を作らなければならない
とも教える。
・「ネイティリ」は、翼竜「イクラン」の居る谷に、
「ジェイクアバター」を連れて行き、
翼竜「イクラン」のことを、教える。
・一族のハンター(戦士)になる為には、
翼竜「イクラン」の背中に乗り、
空を飛べるようにならなければならない。
・原住民「ナヴィ」は、
自分の髪の毛が触角の役目をし、
神経伝達機能を持っていて、
翼竜「イクラン」など他の生命体と
触覚同士を繋ぐと、心が通い、
切り離せない友として、
行動が出来るようになる、
そうな。
・しかし、
「ジェイクアバター」は、
翼竜「イクラン」の抑え付けに失敗し、
死にそうになる。
・だが、再度、抑え付け、触覚同士を繋ぎ合わせ、
絆が結ばれ、乗りこなせるようになる。
・「イクラン」で、大空を飛び回る中、
最強の捕食者「トルーク」の存在を知る。
・そして、「トルーク」を操れる者は、
「トルークマクト」と呼ばれ、
困難な時に、部族をまとめ、導く、
と、教えられる。
<粗筋6 迷う「ジェイク」の思惑>
<「クオリッチ」大佐の提案>
・「ジェイク」は、
村に馴染みながら、
情報を、「クオリッチ」大佐に伝えていた。
・「クオリッチ」大佐は、「ジェイク」を呼び出し、
”お前のお陰で、充分な情報が集まった。”
”これで、攻撃も出来る。”
”新しい脚を、会社が用意している。”
”このまま、地球に帰れ。”
と伝える。
・それに対して、「ジェイク」は、
”ハンター(戦士)と認められる儀式が、
残っている。”
”ハンターになれば、移転を提案出来る。”
と主張し、「クオリッチ」大佐を、納得させる。
<「ネイティリ」と結ばれる>
・「ジェイク」は、正式な儀式を受け、
「ナヴィ」の、一人前のハンターと認められる。
・正式なハンターとなった「ジェイクアバター」を、
「ネイティリ」は、
「ナヴィ」の聖地「エイワの木」元に連れて行く。
・「エイワの木」は、惑星パンドラの、
全ての魂の源とされる木だった。
・その後、
「ジェイクアバター」と「ネイティリ」は、
「エイワの木」の下で、契りを交わす。
<粗筋7 「クオリッチ」大佐の侵略>