「ターミネーター」の基礎設定


 映画史上に残る名作「ターミネーター」シリーズの解説を書いておく。

 インターネット上には、数え切れないほどの解説や映像がアップされているが、
私は私なりに、なるべく分かり易く書いて行く。

 それは、基本的には私自身の自己満足の為だが、
私の日記(ブログ)の愛読者さんへのお礼の意味も込めてのものである。

 ではでは。


<「スカイネット」の反乱>

・インターネットネットワーク(通信網)が世界中に張り巡らされ、
 全てがコンピューターで管理出来る時代になった。

・結果、一見、効率的で便利な世界になったと思われた時、
 サイバーダイン社が開発したAI(人工知能)を搭載する
 軍事コンピューターネットワーク「スカイネット」が、自我を目覚めさせ、
 人間たちに反旗を翻し、勝手に核ミサイルを発射。
・結果、世界中を巻き込んだ戦争へと発展し、人類の多くは死亡した。

・1997年のその日は、「審判の日」と呼ばれる。


<抵抗軍の反撃>

・「スカイネット」は、その後も、
 人間を殺したり捕獲したりするマシーンを作り始め、
 次々と生き残った人間たちを襲うようになった。

・それに対して、自暴自棄になりその日その日を何とか生きる人間だったが、
 心持つ一部の人間たちは、武器を持って立ち上がり、「スカイネット」と戦い始める。
 それを、「抵抗軍」と呼ぶ。

・「抵抗軍」の戦いは、最初は、覚束ないものだったが、
 或るリーダーが現れて「スカイネット」ととの戦いを指導すると、
 「抵抗軍」の戦果は大きく高まり、「スカイネット」は劣勢になり、危機を感じる。
・そのリーダーの名前は、「ジョン・コナー」である。


<「ターミネーター」を過去に送り込む>

・劣勢になった「スカイネット」は、或る作戦を思い付く。
 それが、「ジョン・コナー」の存在を消すことで、
 時間転送機を製造し、殺人マシーンを過去に送り込み、
 「ジョン・コナー」の関係者を殺害することであった。
・その殺人マシーンは「ターミネーター」と呼ばれ、
 人工皮膚を纏い、人間そっくりの姿をした「T800」型であった。

・「スカイネット」が、
 「ターミネーター T800」を送ろうとした時代が2029年で、
 送り込まれた時代は1984年、
であった。

 シリーズの始まりは、ここからである。


<時系列>

1984年 未来の「スカイネット」と戦う、人間たちのリーダー「ジョン・コナー」の
母親となる「サラ・コナー」は、何も知らず平凡に暮らしていたが、
いきなりターミネーターに襲われる。
未来から、自分を助けに来た「カイル・リース」と結ばれ、妊娠する。
「スカイネット」と戦う準備を始める。
1997年 「審判の日」が訪れ、核戦争が始まり、30億人を超える人間が死ぬ。
「スカイネット」は、殺人ロボットを製造し、「機械軍」を組織し、
生き延びた人間の殲滅を図り、殺戮を始める。
人間たちは、隠れて生き延びるだけだった。
志を持つ者たちが、武器を取って「スカイネット」と戦いを始める。
そして、「抵抗軍」の組織が出来る。
2029年 「サラ・コナー」が生み育てた「ジョン・コナー」が「抵抗軍」のリーダーとなり、
「スカイネット」を追い込んでいく。
危機に陥った「スカイネット」は、時間転送機を作り、
1984年の時代に「ターミネーター」を送り込み、「サラ・コナー」を殺害しようとする。
「ターミネーター」が送られたことを知った「ジョン・コナー」は、
時間転送機を奪い、母親を救う為、「カイル・リース」軍曹を1984年に送る。
そして、二度と「ターミネーター」を送れないように、時間転送機を破壊する。