「ターミネーター 2」の粗筋


 映画史上に残る名作「ターミネーター」シリーズの中でも、
特に名作とされる「T2」の粗筋を書いておく。



1.スタッフ・キャスト等

 役      割 キャラクター スタッフ・俳優等
監督 ジェームズ・キャメロン
「サラ・コナー」の息子「ジョン・コナー」を殺害する為に、
スカイネットによって、未来から送り込まれた殺人マシーン。
液体金属で作られ、どんな形にも変形出来る。
ターミネーターT1000 ロバート・パトリック
元は「スカイネット」が製造した殺人マシーンだったが、
抵抗軍が捕獲し、プログラムを書き換え、
「ジョン・コナー」を守る為に、未来から送り込まれる。
T800 アーノルド・シュワルツェネッガー
少年時代の「ジョン・コナー」。
母「サラ・コナー」の言葉を妄想としか捉えていなかったが、
ターミネーターの出現で、真実と理解する。
ジョン・コナー エドワード・ファーロング
未来に置いて抵抗軍のリーダーとなる「ジョン・コナー」を生み、
「ジョン」に色々と教育して未来のリーダーとして育てる。
サラ・コナー リンダ・ハミルトン











2.粗筋

<1995年のサラとジョン>

・「サラ・コナー」は、自分を殺しに来た「ターミネーター」を倒した後、
 メキシコに移り、未来のリーダーとなる「ジョン」を生む。

・それから10年経った1995年のロサンゼルス。
・「サラ・コナー」は、時間転送機で未来から自分を助けに来た「カイル・リース」から、
 1997年8月29日に、「審判の日」と呼ばれる核戦争が起き、
 30億人を超える人命が失われることを知り、何とか防ごうとする。
・そして、軍事ネットワークの人工知能「スカイネット」を運営している
 「サイバーダイン社」を爆破しようとして逮捕され、
 精神病患者として警察病院で拘束されていた。

・「カイル・リース」と「サラ・コナー」の間に生まれた息子の「ジョン」は、
 母親「サラ」から、核戦争後にも生きて行けるよう教育され、
 ハッキング(コンピュータ処理)や武器への知識を蓄える。
・しかし、母親の言う核戦争や「審判の日」や未来に於ける「機械軍」との戦いなどは、
 母親の妄想としか思えず、満たされない気持ちから、非行に走っていた。


<ターミネーター再び T-1000との戦い>

・1984年に、「ジョン」を生む前の「サラ」を殺そうとして失敗した「スカイネット」は、
 1995年の時代に、新しいタイプの「ターミネーター」を送り込み、
 まだ子どもである「ジョン」を殺そうとする。
・その新しい「ターミネーター」は、
 液体金属の身体を持ち、触れた者や物に姿を変えられる能力を持った、
 「T-1000」と言うタイプだった。

・「T-1000」は、「ジョン・コナー」がショッピングモールに居ることを掴み、襲撃する。
・その時、10年前に「サラ」を殺そうとしていた「T-800」が現れ、「ジョン」を助ける。
 そして、
   ”自分は、ターミネーターとして「スカイネット」に作られたが、
    「抵抗軍」に捕獲され、「ジョン」を守るようプログラムを修正され、
    時間転送機で、この時代に送り込まれた。
    「ジョン」の指示は全て従うよう、プログラミングされている。”
 と伝える。
・今まで母親の言葉を信じなかった「ジョン」だが、2体の「ターミネーター」を見て、
 母親の言っていたことが事実だと、認識する。
・そして、「ジョン」の殺害に失敗した「T1000」が、「サラ・コナー」を殺害に行くと考え、
 「サラ」が拘束されている警察病院に、2人は向かう。

・警察病院で、ショッピングモールで撮影された「T-800」の写真を見せられ、
 焦る「サラ」は、脱出を図るが、職員たちに取り押さえられる。
・そこに、「T-1000」が現れ、「サラ」を襲う。
・しかし、同時に、「ジョン」と「T-800」も到着し、何とか「サラ」を救い出す。

・3人は、メキシコ方面に逃走し、「サラ」の友人のキャンプで休息を取る。
・「サラ」は、最初、10年前に自分を殺しに来た「ターミネーター」の「T-800」を警戒してたが、
 息子の「ジョン」と「T-800」が心を通わせて行く姿を観て、見方を変えていく。

・「サラ」は、「T-800」から、
   ”サイバーダイン社の技術者「マイルズ・ダイソン」が、
    軍事ネットワークのコンピュータ素子を開発し、結果、「スカイネット」が生まれる。”
 と聞き、「マイルズ・ダイソン」を殺害する為に「ダイソン」に家に行く。
・そして、「ダイソン」を殺害しようとするが、家族で庇い合う「ダイソン」親子を見て、躊躇する。

・「サラ」の説得を聴き、「ダイソン」は、
  10年前に「サラ」が破壊した「ターミネーター」のマイクロチップと腕を元に研究を進めている。”
 と伝える。
・「ダイソン」を交えた4人は、「サイバーダイン社」に侵入し、研究を阻止しようとするが、
 警察に包囲される。
・しかし、「ダイソン」が犠牲になりながらも、研究室を爆破し、研究の全てを葬る。
 加えて、10年前の「T-800」の残骸であるマイクロチップと腕も持ち去ることが出来た。

・「T-1000」は、パトカーを奪い、警察無線で「サラ」たちの動向を把握し、追撃する。
・追い込まれた「サラ」たち3人は、製鉄所に逃げ込む。

・「T-1000」の高い能力に圧倒され、「T-800」は、鉄棒で体を貫かれ、機能停止する。
・「T-800」がいなくなった為、「サラ」たちは、「T-1000」に追い詰められ、殺されそうになる。

・その時、予備電源で再起動したT-800」が、ベルトコンベアに乗って接近し、
 「T-1000」をグレネードランチャーで撃ち続け、溶鉱炉へ転落させる。
・流石の「T-1000」も、超高温の溶解炉の中で溶けてしまい、姿を消す。


<T-800との別れ>

・「ジョン」は、サイバーダイン社から奪った「T-800」の腕とマイクロチップを溶鉱炉に放り込む。
・その時、新しい「T-800」は、
  ”同じマイクロチップと部品が、自分の体の中に有る。
   同じ事が起きないよう、自分も溶鉱炉へ沈ませて、消滅させるべきだ。”
 と、「サラ」と「ジョン」に求める。
・しかし、「サラ」と「ジョン」にとって、「T-800」は心を交わす存在で、「ジョン」は涙を流す。
・「ジョン」の涙に触れ、「T-800」は、初めて人間の感情と生命の尊とさを理解し、「ジョン」に、
  ”人間が、何故、涙を流すのか分かった。”
 と伝える。

・「T-800」は、自らチェーンにぶら下がり、徐々に溶鉱炉の中に沈んで行く。
・そして、全身が溶鉱炉に呑み込まれる時、
 「T-800」は、親指を上げ、「サムズアップ」で別れを告げる。


<回避されたはずの「審判の日」>

・「サラ」たちによって、「サイバーダイン社」の研究所が爆破され、
 軍事ネットワーク「スカイネット」は作られなくなり、
 結果、核戦争も起きず、人類消滅の「審判の日」は来なくなる。
 はずだった。
・しかし、



 この後は、「ターミネーター3」や「4」などに続くのではなく、
「ターミネーター ニューフェイト」に続くのである。



<画像>