私のタイヤ交換手順

 私がやっているタイヤ交換の手順を紹介する。

 まあ、特別なことをしているわけではないので、珍しくも何ともないのだが、
行き付けのガソリンスタンドやデイラー(自動車販売店)でしてもらう人も多いので、
「もしも、自分がタイヤ交換するなら、どんなことをすることになるのか」
と、参考にしてください。


 なお、ページ内に出て来るインパクトドライバーは無くても良いが、
・油圧式フロアージャッキ、
・十字レンチ、
は有った方が楽に作業出来るので、買ってください。


 油圧式フロアージャッキは、普通車まで使える小型なら、
4千円前後で買うことが出来ます。
 毎年、業者にタイヤ交換を頼むことを考えると、安いものです。


 因みに、小型の欠点は、
・重い車には不向き、
・ジャッキアップ出来る高さが、大型に比べると低いので、
 前輪など両輪を一度に上げようとすると、車のスプリングが伸びて、
 タイヤが浮き上がるまで上げられない、
かな?

 でも、小型でも、タイヤを1本ずつ上げるなら、小型でも十分です。

 では、作業手順です。


<安全の確保>

・車を、平らで安全な場所に停めます。
 坂になってたり、デコボコしている所は止めましょう。

・タイヤストッパーを噛まして、車が勝手に動かないようにします。
  市販の物が無ければ、大きな石でも良いけど。

・ストッパー無しでタイヤ交換をする人も、いっぱいいます。
 とは言っても、ここで不要ですとは書けませんよね。




<タイヤのナット緩め>

・タイヤが地面に着いている内に、
 レンチで、タイヤを留めているナットを軽く緩めます。
 思いっきり緩めると、何が起きるか分からないので、
 少し緩めるだけにします。

・ナットはしっかり締まっているので、レンチに足を掛けて、
 体重で緩める方が、楽ちんです。

・4本のタイヤ全部のナットを緩めておきます。
 その方が、作業能率が上がります。




<ジャッキアップ>

・ジャッキで、車体を上げ、タイヤを浮かせます。

・この時、ジャッキを掛ける場所を間違わないようにします。
 私の知人で、機械音痴の男は、ジャッキを掛ける場所が分からず、
 車体の裏にジャッキを掛けて、床に穴を空け、
 「雨の日は、床からも雨が上がって来る。」
 と笑ってましたから。
 酷い場合は、車が傾いて、下敷きになることも。

・油圧式フロアージャッキは、とても楽に素早く車体を上げられます。
 ただ、ジャッキアップの途中、
 ジャッキ本体が車の内側に移動していくのが正しい状態なので、
 そうでなければ、ジャッキが傾き車体が落ちるので、中断しましょう。

・ノーマルタイヤよりもスタッドレスタイヤの方が径が大きいので、
 ジャッキアップは、多目にしましょう。

 


<ノーマルタイヤを外す>

・車体が上がり、タイヤが浮いたら、
 インパクトドライバーでナットを緩めると、
 素早く外れます。
 インパクトドライバーが無ければ、十字レンチやL型レンチでOK。

・ノーマルタイヤを外します。

 


<スタッドレスタイヤを填める>

・スタッドレスタイヤを、ボルトに填めます。
 軽トラックのタイヤはそんなに重くないので、助かります。

・ナットを、ボルトに填めて、手で回して、締めていきます。

・手で締めるのは、ボルトとナットのネジ山がピッタリ合ってることを
 確かめる為です。
 いきなりインパクトドライバーなどで締めると、
 ネジ山が合ってない場合、ネジ山が潰れたりします。

 


<レンチで仮締め>

・タイヤが着地していない状態で、レンチでナットを締めます。
 着地させても大丈夫なように、それなりにしっかり締めます。

・この場合、インパクトドライバーで締めても良いけど、
 私の持っているインパクトドライバーは非力なので、
 当てになりません。
 手で締めます。

・しっかり締めたら、ジャッキを下げます。
 フロアージャッキの場合、つまみを左に回して緩めると、
 スーっと下がります。
 つまみをいきなり大きく回すと、ズドーンと車体が落ちるので危険です。
 ゆっくりつまみを回します。

 


<レンチで本締め>

・車体が下がり、タイヤが着地したら、
 レンチで、力いっぱい締めます。

・手で締めましょう。
 人によっては、足を掛けて体重で締める人がいますが、
 それをやると、締まり過ぎて、ボルトが切れたり、ヒビが入ったりして、
 タイヤが外れることが有りますから、手で締めましょう。

・最後は、ガソリンスタンドかデイラーで、
 空気圧の調整をしてもらいましょう。


 以上、参考にしてください。