催事の学習室
旧暦の各月名

 普段使い慣れている1月から12月。
 旧暦では、別の呼び方をする。
 それぞれの月の名前には、謂れや理由が有り、それを覚えると、少しは理解がし易い。


 しかし、やっぱりこの名前が覚え難い。
 覚えても、順番が混乱するかも知れない。


 そこで、覚え易くする方法を提案しましょう。
 それは、

「む・き・や・う・さ・み、ふみ・は・な・か・し・し」
と各月の頭文字を取って、
「むきになった宇佐美が、文葉を泣かしてる」
と言う意味に変え、覚えるのである。

 良い方法だと思いませんか?

新暦 旧暦 読み方 月の意味(ただし、各説有るので、代表例を) 頭文字
1月 睦月 むつき 正月なので、みんなが集まり睦み合う。
2月 如月 きさらぎ 元は「衣更着」で、寒いので衣服を更に着る。
3月 弥生 やよい 「弥」はいよいよ、「生」は生い茂る。
4月 卯月 うづき 「卯(うつぎ)」の花が咲く頃。
5月 皐月 さつき 稲の苗を植える「早苗月」が変化。
6月 水無月 みなづき 梅雨で「水」「無(の)」たっぷり有る月。
7月 文月 ふみづき 「七夕(たなばた)」に願い文を書くから。 ふみ
8月 葉月 はづき 旧暦の8月は、新暦では9月で、落ち葉の出始める頃。
9月 長月 ながつき 旧暦の9月は、新暦の10月で、「夜長月」が縮まった。
10月 神無月 かんなづき 神を祭る月なので、「神」「無(の)」「月」から。
11月 霜月 しもつき 寒くなり、霜が降り始める月。
12月 師走 しわす 「師=僧侶、先生など」も「走り回る」忙しい月。