エンジンオイルの役目
「4サイクル」ガソリンエンジンを載せた機械には、
燃料のガソリンを入れるタンクと別に、エンジンオイルを入れるタンクが有る。
エンジオイルには、とても重要な役目が有るのである。
それを書いておく。
<潤滑(じゅんかつ)機能>
エンジン内部は、
・上下に激しく動く「ピストン」、
・クランクと、回転を滑らかにするベアリング、
などが動いている。
そこで、金属と金属が擦れ合って摩耗(まもう)しないように、
エンジオイルが、潤滑剤の役割を果たしているのである。
<洗浄(せんじょう)機能>
エンジン内は、金属同士が擦れ合うので、
金属の削れた屑やカスなどが出て来る。
その屑やカスを拾ってオイルタンクに戻って来る役目を、
エンジオイルは果たしている。
だから、初めて機械を動かした後や、長く使った後は、
エンジオイルが汚れて、黒くなってくる。
そこで、エンジンオイルの適時の交換が必要になって来るので、
邪魔臭く思わず、オイル交換をしなくっちゃね。
<密封機能>
エンジンルームとピストンは、
凄い精度ですれすれになるよう作られているが、
僅かに隙間が有り、完全に密着して動いているわけではない。
となると、エンジンルーム内で起きたガソリンの爆発エネルギーが、
隙間から漏れることになる。
それを防いでいるのがエンジオイル、隙間を埋めてくれているのである。
<防錆(ぼうせい)機能>
エンジンルーム内もピストンもクランクも、金属である。
そして、金属は錆びるものである。
その錆を防ぐのも、エンジオイルの役目である。
<冷却機能>
エンジンルーム内で、ガソリンが爆発し、
ピストンが高速で上下させ、クランクやベアリングも高速で回転する。
その為、エンジンが高熱になる。
そこで、エンジオイルが、その熱を吸収し、冷ます役目を果たしている。
以上のように、エンジオイルは、とても重要な役割を果たしているのである。
大切にしなくちゃね。