2019.04.01 ジェネリック家電テレビ


 「ジェネリック」とは、「一般的な」とか「ブランド物でない」とか言う意味である。


 「ジェネリック薬品」とは、
・所定の年月が過ぎ、特許権が切れて、
 その薬を真似て作ることが出来るようななってから、
・薬の効力は変わらないようにして、
 より安く作られた薬で、
・医療費の増加を防ぐ為に、国も推奨している。
薬である。


 「ジェネリック家電」は、同じ「ジェネリック」と言う名前を使っているが、「ジェネリック薬品」とは、ちょっと意味が違って、
・ソニーやパナソニックなどの大手家電メーカーが、
 新しい技術を開発し、古くなった技術を使わなくなった時、
・準大手や中小企業に技術などを売り渡し、
・古い技術を買った準大手メーカーなどは、
 その技術を使いながら、
 色々な機能は省いて、基本的な機能だけを残し、
・より安い製品を作り提供する会社の作る家電。
のことである。


 だから、「ジェネリック薬品」は効力は元となる薬と変わらないが、「ジェネリック家電」は、常に最新技術を導入している一流メーカーの製品よりは劣るので、同じ「ジェネリック」でも、違いは有るのである。

 因みに、「ジェネリック家電」と言う呼び名が生まれたのは、
・大手メーカーでない、日本の準大手メーカーや中小会社が、
 良い製品を作っても、
・中国系のメーカーのずさんな出来の悪い製品と混同され、
 「B級家電」と呼ばれ、
・日本国民は、混乱して、良い製品でも避けることが有るので、
 日本のメーカーの家電を「ジェネリック家電」と呼んで、
 中国や韓国の製品と区別するようになった。
からである。


 そんなわけで、日本のメーカーが作る「ジェネリック家電」は、「メイド・イン・ジャパン」として技術的にはしっかりした物なので、安心して買っても良いのではないかな?

 なお、「ジェネリック家電」メーカーとしては、
・船井電機、
・オリオン電機、
・山善、
・オーム電機、
・トヨトミ、
などいっぱい有る。


 例えば、排気ガスの逆流などで死者が出て、「パナソニック」が石油温風ヒーターの製造販売を止めたけど、そのチャンスを捉え、「ダイニチ」が国内シェアNO1に躍り出たことは有名な話である。


中断