電子レンジとWi-Fi接続の関係
Wi-Fi接続で、パソコンやタブレット、スマートフォンなどを動かしている時、電子レンジを使うと、Wi-Fi接続が遮断される。
困る。
そこで、原因や対策を書いておこうと思う。
<原因>
電子レンジを使うとWi-Fi接続が乱れる理由は、
〇電子レンジは、
・2.45GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波(電磁界)を発生させて、
・食物の中に有る、水分子を繋いでいる振動子を振動させ、
・その振動で温度が上がり、熱で食物が調理される。
〇Wi-Fi接続も、
・2.45GHz(ギガヘルツ)の電波を使っている。
ので、同じ周波数の電波を使っているから、干渉するのだそうな。
なお、電子レンジの出す電磁波は強力なので、
近所で電子レンジを使っていても、Wi-Fi受信が乱れることも有るそうな。
また、
「Wi-Fiの電波で電子レンジが影響を受けないか?」
だが、それは無いそうな。
と言うのも、乱れるのは電波を受信する時なので、
電子レンジは、電波を出すだけで受信する機能が無いので、
乱れることも無いそうな。
当たり前の話だけどね。
<対策>
1)電子レンジを使う時は、Wi-Fi接続を諦める。
これは、一番単純で簡単な対策である。
2)電子レンジの影響を受けない場所まで離れる。
これも、単純で簡単な対策である。
3)Wi-Fiの電波を飛ばすルーターの周波数を変える。
最近のルーターなら、周波数の切り替えが出来ると思うので、
「2.45GHz」から「5.0GHz」に切り替える。
なお、Wi-Fiを受ける端末機も、周波数を切り替えるか、
自動切り替えにしておく必要があるけど。
4)電子レンジに電磁波の漏れを減らすシールなどを張る。
お金が掛かるので、そこまでする必要は無いと思うけど。
対策は、上記のものなどである。
まだ有るかな?
<補足>
対策の1つに、Wi-Fiの周波数を、「2.45GHz」から「5GHz」に切り替える、
と書いたが、
「そんなことをしなきゃならないのなら、
最初から、5GHzを使えば良いのに?」
と思う人も居るかも知れないね。
電子レンジなどの影響を受け易いのに、「2.45GHz」を使う理由は、
〇「2.45GHz」は、
・壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届く。
・法律で、屋内でも屋外でも使えるよう、認められた周波数。
・色々な種類のデバイス(端末機)に対応。
〇「5GHz」は、
・壁や床などの障害物に弱く、電波が遠くまで届かない。
・メリットは、使い器具が少なく、電波干渉が少ない。
・高速で接続出来る。
と言う特徴が有るからで、「2.45GHz」の方が便利だからである。
以上、参考にしてください。