食べ物の学習室
ハッサク(八朔)



 以下は、ウィキペディアからお借りし、纏めた物である。


 ハッサクは、
・果皮と袋(じょうのう膜)が厚く、
・独特の苦みと酸味がある味で、
・鮮度の良い物は水分も多い、
柑橘類の1つである。


 ハッサクのルーツは、
・気候が温暖で、柑橘が育ち易い自然条件の、
 現在は広島県尾道市因島に、
 村上水軍の城跡が有り、浄土寺が有ったが、
・海賊行為もしていた村上水軍が、
・東南アジアなどから持ち帰った柑橘類の、
 種などから自生したと思われる柑橘の木が、
・万延年間(1860年)に、浄土寺で発見されたそうで、
・現在の浄土寺には、ハッサクの原木の切り株が保存され、
 境内にはハッサク顕彰碑「八朔発祥の地」が建てられている、
そうである。


 ハッサクの生産が盛んになったきっかけは、
・1910年(明治43年)に、
・柑橘学の世界的権威スウィングル博士が、
 「かいよう病(柑橘の病気)が、
 元から日本に有ったものかを調査しに因島を訪れ、
・当時因島に現存した約60種類の雑柑を調べていた時に、
 ハッサクも有って、ハッサクの優秀性が明らかになって、
・一躍ハッサク栽培の機運が高まった。
のだそうな。


 「ハッサク」という名前は、
・1886年(明治19年)に付けられたそうで、
・八朔(旧暦の8月1日)の頃から食べられたから、
 と伝えられているそうだが、
・旧暦の8月1日は、現在の8月末頃で、
 この頃のハッサクは、小さくて、硬くて、
 とてもじゃないが食べられないそうで、
・ハッサクの収穫時期は12月1月で、
 出荷時期と食べ頃は2月から3月なので、
ハッサクの名前が「八朔」からか、本当の話か分からないな。


 なお、生産地としては、
・日本における2010年の収穫量は35,919トンで、
・原産地は広島県だが、
・主産地は和歌山県で全国の68%を生産する、
そうな。


 以上、お借りしました。