The Witch 魔女


 韓国映画の「The Witch 魔女」を観た。

 アクションの凄さと残虐さにビックリしつつ、
すっかり虜になってしまい、二度観した。

 韓国映画は、本当に激しく、闇も深い。
 北朝鮮と隣接していると言う厳しい現実が、
映画などにも、影響を与えるのかな?


 今回は、
その代表作でもある「The Witch 魔女」の
粗筋を書き残しておく。



<プロローグ>

・韓国の某所に、或る組織の研究所が有り、
  遺伝子操作などで、
   高度な記憶力や洞察力、思考力、
   人間の限界を超えた運動能力、
   物を自由に操れる超能力、
  を備えた人間を作り出す
 研究が行なわれていた。

・生み出された怪物たちの第一世代は、
  既に大人になっていた。

・そして、研究は進められ、
  第二世代である子どもたちが育っていた。


・しかし、
 第二世代の超能力に脅威を感じた組織は、
  特にずば抜けた超能力を備えた少女などを、
   第一世代の「ミスターチェ」を使って、
    殺害しようとする。

・自分の命の危険を知った8歳の少女は、
  逆襲し、襲って来た者たちを殺害し、逃れ、
   農家の夫婦に助けられる。


・研究の中心「」博士は、「ミスター・チェ」に、
  ”会社(組織)には、
    「命令は実行した。」
   と報告しておけばよい。”
  ”放っておいても、逃げた少女の頭は、
    制御不能になり、暴走して、死ぬから。”
 と言って、去って行く。


・子どもの無かった夫婦は、少女を育て、
  少女は、「ジャユン」と名付けられ、
 すくすく育ち、18歳の高校生になる。

・しかし、「ジャユン」は記憶が無くなっており、
  昔の自分のことは思い出せない状態だった。


・その後、優しく育ててくれた母親は、
  認知症を患い、徐々に悪化しつつあった。

・また、「ジャユン」自身も、
  得体の知れない頭痛などに襲われ、
   医師に診断を受けたところ、
    ”このままでは死んでしまう。”
   との警告を受けていた。



<見付かる>
・「ジャユン」は、
  育ての父の酪農経営の行き詰まり解消と、
  育ての母の認知症の治療費を稼ぐ為、
   テレビの「スター誕生」番組に応募し、
    地方予選で、歌などを披露した後、
  育ての父から、人に見せないよう言われている
   物体を空中で操る特技を見せ、優勝する。

・そして、
  本戦に出演する為、ソウルに呼ばれ、
   マネジャーを買って出る同級生「ミョンヒ」と、
    ソウルに向かう。


・本戦でも人気を得た「ジャユン」だったが、
  物体を空中に浮かべる特技を披露した所為で、
   「ジャユン」を捜し求めていた組織に見付かる。


・自宅に帰って来た「ジャユン」は、
  組織が派遣した暗殺部隊に襲われ、
   親友「ミョンヒ」も捕らわれ、
  ピストルを突き付けられ、殺されそうになる。

・しかし、頭を撃ち抜かれそうになった瞬間、
  「ジャユン」は隠していた超能力を発揮し、
 信じられない素早い動きでピストルを奪い取り、
  暗殺部隊の7人を、瞬時に殺害する。



<研究所へ>
・「ジャユン」の恐ろしさに怯える親友「ミョンヒ」。
・そこに、「」博士の意向で生き延びて来た
  第二世代の仲間が、「ジャユン」を迎えに来て、
   研究所に連れて行く。


・研究所には、「」博士が待っていて、
  「ジャユン」との再開を喜ぶ。

・そして、「ジャユン」を治療台に拘束し、
  脳の働きを極限まで上昇させる薬を投与し、
   結果、「ジャユン」は自分の過去を思い出す。


・しかし、脳が限界まで活動した「ジャユン」は、
  鼻血が出て来るなどの異変を来たし、
   死にそうになる。

・その時、「」博士は、脳の暴走を抑える薬を投与。
  それによって、「ジャユン」の状態は落ち着く。


・その様子を別室で観ていた第二世代のリーダーは、
  「ジャユン」の企みに気付き、
   「ジャユン」が拘束されている部屋に急ぐ。

・「ジャユン」は、
   自分は、研究所で改造された人間であること、
   自分には超能力が有ること、
   自分は、たくさんの人間を殺して、
    研究所から逃げだしたこと、
   このままでは、脳が暴走して死ぬしか無いこと、
   治療薬を見付けなきゃならないこと、
 などは覚えていて、治療薬を探していたのだ。


・しかし、色々探しても見付からなかったので、
  相手から自分を見付けさせ、接近させ、
 自分を研究所に連れて行かせて、
  そこで、治療薬を手に入れるしかないと考え、
 「スター誕生」番組に、敢えて出演したのである。

・「ジャユン」は、「」博士に、
  ”頭の良い私が、8歳だったと言えども、
   今までのことを忘れるわけが無い。
    貴女は、私を、
     そんなように作ったのでしょう。”
 と、ほくそ笑む。


・「ジャユン」の企みと恐ろしさに気付いた博士は、
   拘束室に神経ガスを流し、
    「ジャユン」を殺そうとするが、
 「ジャユン」は簡単に部屋を脱出し、
  「」博士の足を、ピストルで打ち抜き、
   これから自分の為に、薬を作らせる為、
    連れて行こうとする。


・そこに、
  組織が派遣した「ミスター・チェ」の部隊が突入し、
   第二世代のグループと戦いになる。

・結果、第二世代も暗殺部隊も、
  リーダーと「ミスター・チェ」以外は死に、
   リーダーは「ジャユン」と戦うが、
    「ジャユン」がリーダーを殺す。

・そこに、生き残った「ミスター・チェ」が来て、
  「」博士を殺害し、「ジャユン」も殺そうとするが、
 「ジャユン」は、「ミスター・チェ」も殺害する。


<その後>
・研究所を抜け出した「ジャユン」は、
  研究所を爆破し、家に向かう。

・母は、病状が悪化し、入院。
 父が、母に付き添っている。

・そこを訊ねた「ジャユン」に、父は、
  ”お前は、小さい頃から、牛や犬をいっぱい殺し、
   私は、お前を育てるのが怖かった。”
  ”しかし、お母さんは、
    優しく育てれば、優しさが備わって行く。
   と言って、お前を育てた。”
  ”お前を今のように育てたつもりは無い。”
 と、悲しむ。

・だが、去って行く「ジャユン」に、父は、
  ”身体に気を付けなさい。”
  と声を掛ける。


・当座の治療薬を手に入れた「ジャユン」は、
  組織の彼方此方を荒らしまくり、
   脳の根本的な治療方法を見付けようとする。

・そして、遂に、或る場所に辿り着く。
・そこには、何と、
  「」博士の妹、
  「ジャユン」の姉、
 が居たではないか。

・「ジャユン」は、「」博士の妹に、
  ”姉に手を出したら、首を飛ばす。”
 と、威嚇する。



 この映画は、
人がバンバン殺され、
その殺され方が凄惨残虐、
と言う、えげつない映画である。

 そして、
主人公が、何処にでもいる高校生で、
如何にも穏やかで普通なのに、
危機に陥るとその女の子が豹変し、
人を殺しまくる、
と言う、凄まじい映画である。


 だから、みんなには勧められないけど、
ハードなアクションなどが好みの人には、
超お勧めの作品である。



 加えて、
この映画の続編が計画されているそうな。

 観たい。早く観たい。



 中断