エピソード9の粗筋

 スターウォーズシリーズの、最終話である
「エピソード9 スカイウオーカーの夜明け」
について記述する。


 なお、これを書いている今日2019年12月20日に、
この映画が公開されたばかりなので、
それを念頭にお読みください。



<アナキン・スカイウオーカーの悲劇>

 第1話(エピソード1:ファントムメナス)において、
銀河共和国は、隆盛を誇っていたが、
だんだんと指導者たちの政治は乱れ、腐敗する。
 それに付け込んだ通商連合は、
銀河系を、自分たちが支配しようし、
横暴な要求を続ける。

 通商連合の指導者「ヌート・ガンレイ」は、
要求に従わない銀河共和国に対して、
みせしめに、惑星ナブーを攻撃すると通告し、
多くの戦艦で包囲する。

 それに驚いた惑星ナブーの「アミダラ」女王は、
元老院に助けを求める。

 それを受け、元老院の最高議長「ヴァローラム」は、
フォースの力を操り、共和国と平和を守ろうと活動している
「ジェダイ」と呼ばれる守護者に、助けを求める。

 惑星「ナブー」に派遣された2人の「ジェダイ」の騎士は、
「アナキン・スカイウオーカー」と言う少年を発見。
 少年ながら大人の「ジェダイ」の騎士を上回るほどの
フォースを操る力を持った少年で、任務を終えた後、
「ジェダイ」の本部に連れ帰る。

 第三話(エピソード3:シスの復讐)に於いて、
 成長した「アナキン・スカイウオーカー」は、
「パドメ・アミダラ」女王と恋に落ち、結婚し、
双子を妊娠する。

 「ジェダイ」の騎士マスターになりたがる「アナキン」だが、
「アナキン」の巨大な力の中に邪悪な物を感じた指導者は、
「アナキン」を認めない。

 その「アナキン」を誘い込んだのが、
元老院最高議の「パルパティーン」で、
彼こそが、陰で帝国軍を操る「シス」だったのである。

 「パルパティーン」に唆され悪に陥った「アナキン」は、
ジェダイ聖堂で「ジェダイ」の修行中だった
若者や子どもたちを全部殺害し、暗黒面に堕ち、
「シス」と呼ばれる、悪のフォースを操る仲間に加わり、
「ダースベイダー卿」と呼ばれる、存在になる。

 出産時に「パドメ」は死んでしまい、
「アナキン」に子どもたちを奪われることを恐れた「ジェダイ」たちは、
・「ルーク」は、
 遠く離れた惑星「タトゥイーン」の夫婦に預け、
 何も教えられていない、平凡な若者に、
・「レイア」は、「ジェダイ」を支援する元老院議員「オガーナ」に
 預けられ、「レイア・オガーナ」姫と呼ばれる存在に、
育って行く。


<パルパティーン(シス卿)の暗躍>

 第4話(エピソード4:新たなる希望)において、
崩壊しつつある銀河共和国の最後の元老院最高議長を務める
「シーヴ・パルパティーン」
と言う実力者が居た。

 表面は共和国のトップを務めながら、実は、
銀河帝国の初代皇帝「ダース・シディアス」として君臨し、
共和国を消滅させようと、陰で動いていた。

 その後は、暗黒面の力を増大させ、「シス卿」と呼ばれ、
暗黒フォースの影響で形相が変化するが、
帝国軍を動かして、
惑星も一撃で破壊出来る「デススター」を製造させ、
共和国を、危機に陥れる。

 その時、惑星「タトゥイーン」で、自分の生い立ちも知らず、
若者に成長した「ルーク・スカイウオーカー」は、
惑星を訪れた「ジェダイ」の騎士に、フォースの力を見い出され、
「ジェダイ」の修業をすることになり、フォースの力を成長させる。
 そして、共和国軍と協力し、巨大兵器「デススター」を
破壊する。

 しかし、第6話(エピソード6:ジェダイの帰還)において、
息子の「ルーク・スカイウオーカー」が、
「シス卿パルパティーン」に殺されそうになった時、
父親である「ダースベイダー卿(アナキン・スカイウオーカー)」は、
自分の命を捨てて、息子を救い、自分は死んで行く。


<シス卿の復活とカイロ・レンとの関係>

 第6話(エピソード6:ジェダイの帰還)において、
「シス卿パルパティーン」は死んだはずなのに、
「シス卿」を信奉する輩が、クローン技術で「シス卿」を再生し、
復活させていた。

 復活した「シス卿パルパティーン」は、
「ファイナルオーダー」と名乗り、
誰にも知られていない惑星エクセゴルを基地とし、
信奉者を動かして、大艦隊を組織し、
抵抗軍を殲滅しようと準備していた。

 「ルーク・スカイウオーカー」の妹「レイア」と、
宇宙の暴れん坊「ハン・ソロ」の間に生まれた「ベン」は、
「シス卿」に使えていた祖父「ダースベイダー卿(アナキン)」
を尊敬し、自分もそうなりたいと願う。
 そして、名前を「カイロ・レン」と変え、
自分も暗黒フォースを強化し、世界を支配しようと考える。

 復活した「シス卿ファイナルオーダー」にとっては、
そんな「カイロ・レン(ベン)」は、好都合の存在で、
自分の配下に置き、動かそうとする。

 「シス卿」は、「カイロ・レン」に、
”自分に従うならば、「ファイナルオーダー」の軍勢を与え、
 銀河帝国の皇帝にしてやる。”
と伝え、「カイロ・レン」は受け入れる。

 そして、「カイロ・レン」に命じたことは、
抵抗軍に加担し、帝国軍に歯向かう女性「レイ」を殺すこと、
であった。
 「シス卿」は、何故、「レイ」の存在に強い拘りを示すのか?


<レイの存在>

 「レイ」は、両親に捨てられたトラウマを抱かえているが、
強いフォースの力を操り、
・人の心を操ったり、
・物を動かしたり、
・傷を負った人間を治したり、
・ライトセーバーを自在に操り、戦えたり、
する、抵抗軍には無くてはならない存在であった。

 「シス卿」は、「レイ」が強い存在だからこだわるのか?
 そこには、隠された驚きの真実が有った。


<カイロ・レンと帝国軍の猛攻>

 「シス卿」から兵力を与えられた「カイロ・レン」は、
騎士団を組織し、「帝国軍」司令官を超える権限を持ち、
独自の行動で、「レイ」を探す。

 「帝国軍」も多くの惑星に兵力を送り、支配を強める。

 「抵抗軍」は、劣勢に追い込まれ、状況打開の為に、
惑星エクセゴルの「シス卿」の本拠地を攻撃する作戦を練る。


<レイの変化>

 抵抗軍の司令官「レイア」の指導を受けながら、
「ジェダイの騎士」の力を着ける訓練をしていた「レイ」だが、
・両親に捨てられた幼少期の記憶が蘇ったり、
・暗黒面の王座に座る自分が頭に浮かんだりして、
不安定な精神状態になってしまう。

 惑星エクセゴルに辿り着くには、
特別な羅針盤(コンパス)が無ければ行けない。
 そこで、仲間と共に羅針盤探しの旅に出るが、
途中で帝国軍に襲われ、「チューバッカ」が捕まり、
輸送船で連れて行かれそうになる。

 その時「レイ」は、その飛んで行く輸送船を止める為、
フォースの力を操り、引き戻そうとするが、
強烈な電磁波で輸送船を破壊し、乗っていた者たちを殺す。

 怒りに駆られた時の自分の力を恐れ、
自分が嫌になった「レイ」は、
以前、「ルーク・スカイウオーカー」の元で修業した惑星に
逃げて行く。
 そして、「ルーク」から与えられたライトセーバーを
捨てようとするが、現れた「ルーク」の幻影に諭される。

 また、「レイア」司令官のライトセーバーも託される。


<レイとカイロ・レンの戦い>

 羅針盤を探す中で、「レイ」は「カイロ・レン」と遭遇し、
激しい戦いを繰り広げる。

 「カイロ・レン」の力に押され、殺されそうになった時、
「カイロ・レン」の背後に、母親「レイア」の幻影が現れ、
息子を諭す。
 「レイア」は、遠く離れた抵抗軍の指令室から、
息子「ベン」へ、祈りを込め、幻影を送ったのである。
 幻影を送ると言う大きな負担の結果、
「レイア」司令官は、命を落とす。

 母「レイア」の幻影に気を取られた「カイロ・レン」は、
自分のライトセーバーを落とす。
 それを拾った「レイ」は、そのライトセーバーで、
「カイロ・レン」の胸を刺してしまう。

 瀕死の重傷を負った「カイロ・レン」だが、
「レイ」は、フォースの力で傷を塞ぎ、命を助ける。

 そして、一人で、「シス卿」の元に向かう。

 命を助けられた「カイロ・レン」の背後に、
今度は、父親「ハン・ソロ」の幻影が現れ、
息子「ベン」に、暖かく、厚生を呼び掛ける。

 暗黒面から抜け出した「カイロ・レン」は、
自分のライトセーバーを海中に投げ捨て、
元の「ベン・オガーナ」に戻ることを決意する。


<レイとシス卿(パルパティーン)の戦い>

 羅針盤を手に入れた「レイ」は、羅針盤に導かれ、
「シス卿(ファイナルオーダー・パルパティーン)」の元に向かうが、
何故か、誰も攻撃して来ない。

 そして、「シス卿」の前に辿り着いて対峙すると、
「シス卿」は、
”さあ、わしを殺せ。それを待っていたのだ。”
と、あざ笑う。

 加えて、衝撃の言葉を投げ付ける。



 中断



<抵抗軍の攻撃>



 中断