映画ドラマ紹介
「キム秘書はいったい、なぜ?」

 この粗筋をスマートフォンで読まれる場合は、
スマートフォンの画面を、横向きにして読んでください。


 私は、
見掛けや歳に依らず、ロマンチストだ。

 だから、
このドラマに、ずっぽりハマってしまった。



 この韓国ドラマは、一見、
財閥の後継者であるボンボンが、
金と地位を使い回して、
美人の秘書をゲットするストーリー
に見える。

 しかし、本当は、
・誘拐され監禁された当時、
  9歳の男の子が、5歳の女の子を守り、
・大人になっても、
  男性は、女性が二度と泣かなくても良いよう、
   事実を隠してまで守り切ろうとし、
  女性は、自分の人生で、唯一、配慮してくれ、
   守ってくれた「お兄ちゃん」を捜し続ける、
感動のドラマでもあった。

 だから、
何度観ても、
ドキドキワクワク、イライラハラハラ
してしまう。



 そんなわけで、
粗筋を見れば、
何時でも、自分の好きな場面が探せるよう、
放送回毎に、粗筋を書き残すことにした。

 皆さんも、お付き合いください。





 この韓国ドラマは、
・1話が30分のテレビドラマで、
・週に2回、
・32話まで放送され、
韓国内で大人気になったものらしい。


 その粗筋を紹介する。

 ただ、私の書く粗筋は、
製作者の構成を無視して、
最初からネタバレを書き、
後で、放送回ごとの内容を書くので、
了承して、読んでください。




<24年前の誘拐事件>

・財閥「イ」一族の子どもたちは、
  兄「ソンヨン」 11歳、
  弟「ソンヒョン」 9歳、
 だった。
・日本名に例えれば、
    和明
    和幸
  みたいなもので、
 母親は、
  上の音が「ソン」で同じなので、
   下の部分を取って、
  兄を「ヨン」
  弟を「ヒョン」
 と呼んでいた。


・弟の「ソンヒョン」は、
  頭脳明晰、運動神経、芸術性など高く、
   何でも出来る子どもで、
  小学2年生なのに、
   飛び級で、兄と同じ4年生で学ぶほどだった。
・その所為で、
  兄「ソンヨン」は、
   常に弟に劣等意識を持って生きていたし、
   飛び級で上がって来た弟をいじめまくったり
 していた。


・ある日、
  弟の「ソンヒョン」は、若い女性に誘拐され、
   廃墟に監禁される。
 そして、ロープや結束バンドで縛られる。

・そこに、
  病気で入院しているお母さんに会いたくて、
   家を勝手に出て来た5歳の「キム・ミソ」も、
  「ソンヒョン」を誘拐した若い女性に騙されて、
   廃墟に連れて来られて、一緒に監禁される。


・2人を誘拐した若い女性は、
  行き詰まって、自殺を図り、
   2人の子どもも道連れにしようとするが、
  「ソンヒョン」になだめられ、子どもは見逃し、
   自分だけ、首を吊って自殺する。

・それを見た「ソンヒョン」は、「キム・ミソ」に、
  首を吊った死体を見せたくないので、
   床を這って、隣とのドアを閉める。


・その後、
  「ヨンジュン」はハサミでロープなどを切り、
  ぶら下っている死体を見せないよう、
   ”あれは大きなクモで、
     目を合わせると噛み付いて来るから、
      見ちゃダメ。”
  と、目を隠させ、手をつないで死体の下を通り、
   2人は逃げ出し、助かる。

・逃げ出した後、
  「ソンヒョン」は、「キム・ミソ」を自宅に送る。
 その時、「キム・ミソ」は、
  自分をかばい守ってくれた皇子様に、
   ”結婚する。”
  とプロポーズし、「ソンヒョン」も約束する。

・兄の「ソンヨンは、」
  自分が弟を置いてきぼりにした所為で、
   弟が誘拐されたと責められていると感じ、
    それから逃れる為と、
  誘拐された弟が、大事にされる姿を見て、
   何と、記憶の入れ替えをして、
    ”自分が誘拐されて、辛い目に遇った。”
 と主張するようになった。

・両親は、
  精神的に異常になった「ソンヨン」に悩み、
   母親は、”死んでしまいたい。”
  とまで口にする。


・精神的にも大人だった弟「ヨンジュン」は、
  両親の苦しむ姿を見て、
 自分ではなく、
  兄が誘拐されたと言う嘘を受け入れ、
   兄の精神崩壊を救うことにして、
 突然、気を失い、それ以来、
  誘拐されたことの記憶が無くなった振りをする。

・両親は、
  弟「ソンヒョン」に申し訳無いと思いつつ、
   兄の「ソンヨン」が落ち着くのを見て、
  ”ソンヨンは、実際に誘拐されていないから、
    トラウマもかるいだろう。”
  と、嘘の状況で暮らして行くことにする。


・その後、
  「キム・ミソ」に会いに行った「ソンヒョン」だが、
 「キム・ミソ」の家は取り潰され、
  テーマパーク用地に変わっていて、
   「キム・ミソ」に会うことが出来なかった。
・それ以降、
  「ソンヒョン」は、改名した「ヨンジュン」として、
   生きて行く。


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・誘拐事件から15年ほど経った後も、
  監禁され縛られ、
   誘拐犯の若い女性が、
    手を伸ばして首を絞めに来たり、
    誘拐犯の女性の首つり自殺を見た、
 「ヨンジュン」は、
  女性が近付くと逃げ出したくなる
 トラウマを抱えている。
・「ヨンジュン」は、
  足首を縛られていた結束バンドを見ると、
   異常におびえるトラウマを持っていた。
・また、「キム・ミソ」も、
  クモを見ると恐怖に震えるトラウマを、
   持っていた。

・また、「ヨンジュン」の足首には、
  結束バンドで縛られていた傷が、残っているが、
 理由を聞かれても、
  「ヨンジュン」は、
   何故か、誘拐事件のことを語らない。

・それは、
  自分が嘘を付き通していれば、
   両親の安心が守られるからであろう。


<9年前>

・財閥「ユミョン」グループの後継者として、
  注目される「ヨンジュン」は、24歳になり、
   本社の専務になり、活躍している。
・また、自分のことを、
  ”ハンサム、金持ち、頭脳明晰の完璧人間。”
  と自画自賛する超ナルシストになっていた。

・「キム・ミソ」は、20歳になり、美しく成長する。
・高校でもトップを取るほど賢かったが、
  父親が、友人に騙され多額の借金をし、
 大学に通っている姉たちの助けになるよう、
  推薦入学も可能な大学入学を諦め、
   「ユミョン」グループの会社に就職する。


・「ヨンジュン」は、自分の会社に就職して来た
  「キム・ミソ」を観て、密かに喜ぶ。
   昔、結婚を誓った女の子と、
  直ぐに気付いたからだ。
   しかし、「キム・ミソ」は、
 「ヨンジュン」に気付かず、
   「ヨンジュン」はガッカリする。

・しかし、逆に、昔のことを覚えていないのは、
  自分のように、
   誘拐事件の悪夢に悩むことが無いのだろうと、
    安心する。


・「キム・ミソ」を側に置きたく思った「ヨンジュン」は、
  臨時採用で入社して来た「キム・ミソ」を
   破格の扱いで専属秘書にし、徹底的にしごく。

・本来の仕事だけでなく、
  英語、日本語、中国語などまで覚えさせられ、
 「ヨンジュン」の真意を知らない「キム・ミソ」は、
  ”最低男”などと恨む。

 しかし、「ヨンジュン」の厳しい指導の下、
  「キム・ミソ」は、秘書として成長して、
 副会長となった「ヨンジュン」を支え続け、
  誰もが認める働きが出来る、
   最高の秘書になる。

・「ヨンジュン」は、誘拐された時のトラウマから、
  しょっちゅう、悪夢を見る生活をする。
  しかし、
 「キム・ミソ」にはそんなトラウマが無いようで、
  「ヨンジュン」は安心する。
・「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」に、
  ”自分が、誘拐された時、一緒に居た。”
 とは、決して、告げない。
  その理由は、あの恐ろしい出来事を思い出し、
   毎夜のように悪夢にうなされる、
    自分のようになってもらいたくないからで、
  ”苦しむのは、自分一人で良い。”
 と言う思いからだった。



<現在>

------------(第1話)---------------

・父は財閥の形だけの会長の職に居て、
  33歳になった「ヨンジュン」は、
   グループの副会長になり、
    実質、グループを取り仕切っている。
・「キム・ミソ」は、29歳になり、
  「ヨンジュン」の専属秘書として9年間も仕え、
   会社内だけでなく、外部企業など、
    誰もが認めるスーパー秘書に成長し、
 「ヨンジュン」も、大きな信頼を寄せていた。

・ところが、突然、「キム・ミソ」が、
  ”退職します。”
 と言い出して、「ヨンジュン」はショックを受ける。



------------(第2話)---------------------

・自惚れやの「ヨンジュン」は、
  「キム・ミソ」は、自分を好きなのに、
   それが叶えられないので、
    辛くなって辞めるのだろうと考える。

・だが、
 ”9年間、副会長のお側で支えて来たが、
   その間、自分の時間と言うものが無かった。”
 ”退職して、普通の生活に戻り、
    普通の人と恋をして、結婚したいから。”
 と答えるのを聞き、ショックを受ける。


------------(第3話)------------------

・「ヨンジュン」は、
  夜更けに「キム・ミソ」の家を訪ね、
  ”そんなに結婚したいか?”
 と聞くと、「キム・ミソ」は、
   ”はい。”
  と答え。
・それに対して、「ヨンジュン」は、
  ”仕事は続けろ。俺が結婚してやる。”
  と言うと、「キム・ミソ」は、
   ぐんぐん顔を近付け、くんくんと臭いをかぎ
  ”酔ってます?”
  と呆れる。


・「ヨンジュン」が帰った後、
  自分は「ヨンジュン」の彼女と思っている
   モデルの「ジラン」が、突撃し、
    「キム・ミソ」との仲を疑う。
・それに対して、「キム・ミソ」は、
  ”私たちは、そんな関係ではない。”
  ”副会長は、9年間、
    誰とも恋愛していない。”
  ”副会長が恋愛出来ないのは、
    完璧な自分が誰よりも好きだから。”
  ”副会長は、今世紀最大のナルシスト。”
  ”自分を大切にしてくれる人を見付けて。”
 と語り、「ジラン」も納得する。


・「ジラン」が帰り際、「キム・ミソ」に、
  ”心から大切だと思う人に出会えた?”
 と聞かれ、部屋に帰った「キム・ミソ」は、
  絵日記を手に取る。
・その絵日記は、「キム・ミソ」にとって、
  心の拠り所となる、大切な物で、
 「わたしのお兄ちゃん」と言う題名で、
  内容は、お兄ちゃんを思う心が書かれ、
 最後は、
  ”わたしがお兄ちゃんをみつける。”
 と書かれているものだった。


・自分の後任となる「キム・ジア」が来て、
  仕事の説明をする中、
 入社して直ぐに専務の専任秘書になり、
  アメリカに赴任した時のことを思い出す。
・「キム・ミソ」も、
  英語がまともに出来ず、失敗を重ね、
   「ヨンジュン」に思いっ切り叱られ、
 ”仕事と英語の学習で3時間も寝てない。
  それなのに叱り飛ばす専務は最低男。
  辞めて、帰国してやる。”
 と泣き叫ぶ。
・しかし、部屋に帰った「キム・ミソ」は、
 ”どうして辞めるなんて言ったんだろう。
  姉たちの学費を稼がなきゃならないのに。”
 と悔む。
・学力優秀だった「キム・ミソ」だが、
  父親の借金の所為で進学を諦め、
   医師を目指し大学で学ぶ2人の姉の
    学費を稼ぐ為、
  どうしても仕事を続けなきゃならないのだ。
・部屋で後悔する「キム・ミソ」に、
  専務の「ヨンジュン」から電話が入り、
 ”歯向かった根性は認めてやる。
   明日は5時に来い。”
 との連絡が入り、仕事を続けられることで
  喜び、その後は、必死に努力する。

 
などを思い出す。



・会社の社長であり同級生で親友の「ユシク」に、
  「キム・ミソ」に結婚申し込みを断られたと
   相談すると、「ユシク」は、
  ”いきなり結婚ではなく、恋愛から始めろ。”
 とアドバイスする。
・そのアドバイスを受け、「ヨンジュン」は、
  何かに付けて、「キム・ミソ」と交流しようとし、
   部下たちのカラオケまでも参加し、
   「キム・ミソ」は困惑する。


-----------(第4話)-------------------


・「ヨンジュン」は、
  ”ハンサムで財産も有り、頭脳明晰で、
    何一つ欠点の無い俺が、
     優しく配慮までしてやっている。
   そんな俺が、キム秘書の恋人になってやる。”
 と言う。

・しかし、「キム・ミソ」は、
  ”副会長は、私のタイプではありません。”
  ”私は、普通の人と、恋愛や結婚をしたい。”
 と、あっさり断る。
 加えて、通信アプリのトークで、
  ”副会長は、独りよがりで利己的で、
    頻繁に呼び出すので、9年間、
     自分の時間も無かった。”
 と、怒りをぶつける。


・翌日、「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」に、
  ”確かに俺は利己的だった。”
  ”望んでも手に入らないものが有ると、
    やっと分かった。”   
  ”解放してやる。だが、一ヶ月頑張ってくれ。”
  ”感謝している。これは本心だ。”
 と伝える。

・「キム・ミソ」は、いつもと違う「ヨンジュン」に、
 戸惑いを感じる。
                

・「キム・ミソ」を手放したくない「ヨンジュン」は、
  「キム・ミソ」に冷たくし、
 新しい秘書候補の「ジア」を重用する。
・「ヨンジュン」のあからさまな無視に、
  「キム・ミソ」は、
 ”残りの一ヶ月、持つのかな?”
 と、不安を覚える。

・「キム・ミソ」を無視しながらも、
  「キム・ミソ」の関心を買いたいので、
 「キム・ミソ」が同級生と会食している
  レストランを抱き込み、
   アンケートを実施させる。
・そのアンケートは、変に命令口調で、
   恋人と行きたい所、
   恋人にしてほしいこと、
   恋人から貰いたい物、
   デートの終わりにしてほしいこと、
 などを聞くもので、
 「キム・ミソ」は変に思いながら、
  アンケートに答える。


-----------(第5話)-------------------

・「キム・ミソ」は、
  翌日の夜、「パク・ユシク」社長から、
   遊園地に来るよう呼ばれる。
・呼ばれた「キム・ミソ」が行くと、
  そこには「ヨンジュン」だけが居て、
 「キム・ミソ」がアンケートに答えた希望を、
  次々と叶えてやろうとする。

・「キム・ミソ」の1つ目の希望の、
  ”好きな人とやりたいこと”
  が、遊園地で楽しむことと知った「ヨンジュン」は、
   「ユミョン」グループの遊園地を貸し切りにし、
    思う存分に楽しませてやる。

・子どもの頃、貧しかった「キム・ミソ」は、
  ”高い一日券は姉たちが使い、
    自分は観ているだけだった。
   今日は、子どもの頃からの夢が叶った。”
 と、大喜びする。




・その後、2つ目のしたいことの花火は、
  貸し切りのクルーズ船に載せ、
   打ち上げ花火を見せるなど、
 「キム・ミソ」を楽しませる。




・家まで「キム・ミソ」を送った「ヨンジュン」は、
  3つ目の希望の、「好きな人から貰いたい物」の
   「大きなぬいぐるみ」をプレゼントする。

・そこで、「キム・ミソ」は、アンケートが、
  「ヨンジュン」の企みと確信し、感謝する。




・家に入ろうとする「キム・ミソ」に、「ヨンジュン」は、
  ”まだ、したいことが残っている。”
 と呼び止める。

・それは、
  ”ぬいぐるみを貰った後の、ロマンティックなキス”
 だったのである。

・キスを実行しようとする「ヨンジュン」の唇に、
  「キム・ミソ」は、ぬいぐるみを押し付け、
   家に入って行く。

・はぐらかされた「ヨンジュン」は、
  複雑な気持ちで帰って行く。





-----------(第6話)-------------------

・「ヨンジュン」から貰った、
  特大のぬいぐるみのポケットに、
   素敵なネックレスが入っていて、
 「キム・ミソ」は驚き、翌日、本人に確認する。
 「ヨンジュン」は、
  ”俺は、期待以上のことをする男だ。”
 と悦に入る。

・席に戻った「キム・ミソ」は、ネックレスを着け、
  うっとりと、鏡を見るし、
 その姿を見て、「ヨンジュン」も喜ぶ。

・「キム・ミソ」は、友人の紹介で、
  新聞記者をしている男性とお見合いをする。
・「キム・ミソ」の頭には、
  新聞記者なら過去の事件も調べてくれるかも?
 との期待が有ったのである。
・「キム・ミソ」がお見合いすると聞いた上、
  2人の楽し気な様子の写真を見せられ、
  「ヨンジュン」は、デート現場に向かう。

・すると、職業病の「キム・ミソ」は、
  新聞記者のネクタイの曲がりに気付き、
   反射的に近付き、直してやる。
 それを見た「ヨンジュン」は、激怒する。



・そんな中、欧米で作家となった
  「ソンヨン」が、韓国に帰って来る。
 「ソンヨン」は、筆名「モルぺウス」として、
  大人気の作家であった。
・そして、「キム・ミソ」も、
  「モルペウス」は、一番好きな作家だった。




・翌日に行なわれた社内運動会で、
  「キム・ミソ」は、二人三脚に出場し、
 男性と肩を組み、腰に腕を回し、
  見事1位になる。
・それを見た「ヨンジュン」は、腹を立て、
  会場を出ようとして、階段を踏み外し、足首をねん挫し、
   「キム・ミソ」に支えられて、自宅に帰る。





・「ヨンジュン」の家に着き、
  氷で足首を冷やそうとした時、
   足首に残る、縛られた傷跡を見て、
    ショックを受ける。

・理由を聞く「キム・ミソ」に対して、
  「ヨンジュン」は、言葉を濁す。




------------(第7話)------------------

・「キム・ミソ」が氷の追加を入れに行っている間に、
  「ヨンジュン」は寝てしまう。

・「キム・ミソ」がその寝顔を見詰めていると、
  「ヨンジュン」がうなされ、苦しむ。
 それを見て、「ヨンジュン」を起こしてやる。


・「ミニョン」グループが開館しようとしている
  図書館と美術館の総合センターだが、
   8月20日の開館予定なのに、
 ライバルのUKグループが、
  同様のアートセンターを開館すると言う。

・慌てる一同だが、
  「ヨンジュン」は「キム・ミソ」を連れて
   アートセンターを視察し、
 担当者に、7月の開館を行なうよう、
  指示する。
 その時、戸惑う担当者に、
  「キム・ミソ」は適切なアドバイスをする。

・そんな中、
  兄「ソンヨン=モルペウス」が会社に来る。
・「ヨンジュン」は、
 「キム・ミソ」が兄と合わないように、
  急な買い物に行かせる。



------------(第8話)------------------

・「キム・ミソ」は、
  アートセンターの開館イベントに、
   有名作家の講演を思い付き、
 「モルペウス」に出演を依頼する。

・しかし、代理人から、
  ”「モルペウス」は露出を好まない。”
 と断られる。

・諦め切れない「キム・ミソ」は、
  「モルペウス」に書面インタビューをした
 記者を脅し、メールアドレスを手に入れ、
  講演の依頼をする。

・「ソンヨン」は、
  気難しい「ヨンジュン」の秘書を務める
   「キム・ミソ」に興味を持つ。


・「ヨンジュン」は嫌がっていたが、
  母親の策略で、両親と兄弟が食事する。

・食事後、兄弟喧嘩が勃発。
  「ソンヨン」が「ヨンジュン」を殴り、
 「ヨンジュン」も殴り返そうとしたが、
  両親に止められる。


・「ソンヨン」の反応が気になった「ヨンジュン」は、
  「キム・ミソ」の部屋を尋ねる。

・「キム・ミソ」は、唇に裂傷を負った顔を見て、
  部屋に招き入れ、治療してやる。


・「キム・ミソ」が、ラーメンを作って居る時、
  俯せになっている大きなぬいぐるみを見付け、
   仰向けにしようとする。
・それを見た「キム・ミソ」は、
  ぬいぐるみの下に隠した下着を見られぬよう、
   慌てて駆け寄るが、
    勢いで「ヨンジュン」に覆い被さる。

・暫く見つめ合っていた二人だが、
  「キム・ミソ」が気付いて離れようとした時、
   「ヨンジュン」が「キム・ミソ」を抱き締め、
  ”愛してみるつもりだ。君のことを。”
 とつぶやく。



------------(第9話)------------------

・「ヨンジュン」の告白に動揺する「キム・ミソ」だが、
  「ヨンジュン」が、
 ”幼稚な恋愛本に、そう書いてあった。”
 と言うのを聞き、苦笑いする。

 その後、二人でラーメンを食べて、
  「ヨンジュン」は帰って行く。

・直後に精神科医の姉「ピルナム」が訪ねて来て
  副会長が来ていたことを聞き、驚く。
 加えて、ラーメンを食べさせたことに、
  ”ラーメンを食べさせたら、
    貴方は私の彼氏よ。”
 と言うことになると、叱る。


・姉は、
  ”財閥と庶民は、違う生き物。
   絶対に釣り合わないから、止めろ。”
 と言う。

・それに対して、「キム・ミソ」は、
  ”私の問題よ。”
 と答えながら、副会長を意識し始めている
  自分に気付く。


・「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」を迎えに行ったり、
  朝食のサンドウィッチを用意したり、
   紙で切った指を治療してやったりと、
 的外れだが、「キム・ミソ」に尽くそうとする。

・「キム・ミソ」も、「ヨンジュン」の行動に、
  心が動かされて行く。


・父親から、
  ”ヨンジュンを怒らせないでくれ。
    会社は、ヨンジュンに掛かっている。”
 と叱られた「ソンヨン」は、
  反発心から、「キム・ミソ」に会いに行く。

・会社に来た「ソンヨン」を見た「キム・ミソ」は、
  自分の電話番号を聞いたりする男と知り、
   ”不愉快です。”
   と帰ろうとする。


・それに対して、「ソンヨン」は、
  ”酷いなあ。作家の集いに出てくれと、
    メールをくれたのに。”
 と引き止める。

・相手が憧れの作家「モルペウス」と知り、
  ビックリした「キム・ミソ」は、
   喜んで会食をする。


・花の側の席に座った「キム・ミソ」は、
  花粉アレルギーで困りだすと、
 「ソンヨン」は直ぐに気付き、
  店員に、花を片付けさせる。

・「ソンヨン」の繊細さに感動し、
  「ヨンジュン」と不仲の兄と知らず、
   喜んで個人の電話番号を交換する。



------------(第10話)------------------

・「キム・ミソ」を喜ばせたい「ヨンジュン」は、
  色々とリサーチし、雰囲気の良い店を予約、
 「キム・ミソ」を食事に誘う。

・最高のオシャレをしてレストランに向かう途中、
  「ソンヨン」が待っていて、
   イベント講師を引き受けると伝え、
    未発売の本をプレゼントする。


・そこへ、「ヨンジュン」がやって来て、
  「キム・ミソ」から本を採り上げ、
   「ソンヨン」に突き返し、
  「キム・ミソ」を店に引っ張って行く。

・「キム・ミソ」に、「ヨンジュン」が、
  ”どう言うことだ?”
 と聞くのに対して、
  ”開館イベント講師のモルペウス先生です。”
 と説明する。

・それに対して、「ヨンジュン」は、
  ”講師に頼むのは止めておけ。
   とにかくイヤなんだ。”
 と、「キム・ミソ」に命令する。

・納得出来ない「キム・ミソ」は、
  怒って帰って行く。




・「ヨンジュン」の家を訪ねた「ソンヨン」は、
  ”彼女を奪われるのが怖いのか?”
 と言い、「ヨンジュン」は、
  ”やれるものならやってみろ。”
 と受けて立つ。

・「キム・ミソ」が会社に行くと、
  開館イベントに、「モルペウス」先生が
   講師として出演してくれると、
    大騒ぎになっている。


・説明を求める「キム・ミソ」に、
  「ヨンジュン」が答えないでいる。

・「キム・ミソ」は、
  ”公私混同した私が悪いんですね。”
  ”副会長も、恋愛や結婚など、
    私を惑わすことは、
      二度と言わないでください。”
 と、怒りをぶつける。


・気まずい中、会社内ですれ違った時、
  「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」に、
  ”俺が悪かった。ごめん。”
 と謝る。

・「キム・ミソ」も、
  ”私が悪かったんです。
   反対する理由が有るのはずなのに、
   感情的になりました。”
  ”でも、分かってください。
   副会長の為にしたことです。”
 と応え、「ヨンジュン」も、
  ”分かっている。”
 と微笑む。


・仲直りした二人が、残業中、
  「ヨンジュン」は、
  俺は、君を惑わせたい。”
 と語り、「キム・ミソ」にキスをしようとする。
・しかし、唇が触れた瞬間、誘拐の記憶が蘇り、
 「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」を突き飛ばし、
  「キム・ミソ」は、「ヨンジュン」を睨み付ける。










------------(第11話)------------------

・弁解しようとする「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」は、
  ”副会長がどんな人か、思い出しました。”
  ”私なんかは、単なる背景で、
    身の程を知れ。
   と突き放されたんですね。”
  ”今後、初キスのことを聞かれたら、
    幼稚園の頃のチューか、
     今日のことか、悩みます。”
  ”顔を合わす自信が無いので、明日は休みます。”
 と、怒りに溢れて帰って行く。
・その後、姉2人とビールを飲みながら、
  ”ネットで観た男のことだけど。”
 と怒りを打ち明けると、
   泌尿器科医師の次姉は、性機能不全、
   精神科医師の長姉は、女性やキスのトラウマ、
 と意見を述べる。


・有給休暇を貰った「キム・ミソ」だが、
  友達は、それぞれ忙しく相手にされず、
 仕方が無く、近所をブラブラして過ごす。

・そこへ、「ヨンジュン」が来て、
  ”俺も、休暇を取った。”
  ”暇そうだから、遊んでやる。”
 と言う。

・悪戯心を出した「キム・ミソ」は、
  ソウル市内のバス観光を提案、
   「ヨンジュン」もそれに付き合う。
 その後、庶民の食べ物「豚皮」専門店で、
  食事を摂る。

・「豚皮」を食べながら、「キム・ミソ」は、
  父や家族のことを語り、
   親睦を深めて行く。



----------(第12話)------------------

・翌日、一度デートした「パク」記者から、
  ”1994年に、ユミョンランドになった再開発地区で、
   ユミョングループの会長の息子が、
   3日間、誘拐されていました。
   小学4年生だったようです。”
 と教えてくれる。

・その誘拐されたお兄ちゃんと、
  一日だけ一緒に居た「キム・ミソ」は、
 そのお兄ちゃんが「ヨンジュン」だと思い込み、
  ”また会えて嬉しいです。”
 などと、「ヨンジュン」に語り掛ける。


・ところが、秘書見習いの「ジア」が、
  ”モルペウス先生が、
    子どもの頃、誘拐されたことが有る。
   と、無名にの頃のブログに書いてました。”
 と教えてくれた。

・そのブログを読んだ「キム・ミソ」は、
  なかなか思い出せなかった
   一緒に居たお兄ちゃんの名前が
   「イ・ソンヨン」だったと思い込む。

・そして、「ヨンジュン」に確かめたところ、
  「ヨンジュン」は、
 ”確かに、誘拐されたのは兄だ。”
 と答える。

・まだ納得出来ない「キム・ミソ」は、
  足首の傷のことを聞くが、
 「ヨンジュン」は、
  ”たまたま出来た傷だ。”
 と答え、真実を話さない。


・会社に訪ねて来た「ソンヨン」に、
  「キム・ミソ」は、
 ”貴方が誘拐されて監禁されていた時、
   私も、一日だけ一緒に居た。”
  と告げる。

・しかし、「ソンヨン」は、
 そのことを覚えておらず、
 ”誘拐のショックで、
   記憶の一部が飛んでいる。”
 と説明する。

・加えて、
 ”飛び級で4年生に来た「ヨンジュン」が、
  自分の友達を仲間にして、僕をいじめたし、
  再開発地区におびき出して、放っておいて、
  結果、自分が誘拐された。”
 と、「ヨンジュン」を非難する。


・暗い気持ちのまま、「ヨンジュン」との約束で、
  書斎の書籍の整理を始めるが、
 書類の中に、専務秘書の応募者一覧が有り、
  中を確認すると、自分よりも優秀な者ばかりで、
   何故、自分が専務秘書に選ばれたのか、
    疑問を持つ。

・そこへ「ヨンジュン」が来て、
  ”選んだ理由は、キム・ミソだからだ。”
 と教える。



----------(第13話)------------------

・続けて、「ヨンジュン」は、
  ”キム・ミソには、学歴が無かった。”
  ”学歴の有る者は、絶えられないし、
   学歴が無ければ、スカウトされないから。”
 と答える。

・もっと別の理由が有るのかと期待した「キム・ミソ」は、
  ガッカリする。


・玄関まで送って来た「ヨンジュン」が、
  ”兄貴に、昔のことを聞かされたか?”
  ”待ち人に会えた感想は?”
 と聞かれ、「キム・ミソ」は、
  ”嬉しいです。
   でも、実感が湧きません。”
 と答える。

・また、
  ”俺が兄貴を置き去りにして、結果、誘拐された。
   と言うことも聞いたか?”
 と尋ねる「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」は、
  ”はい。気を失って記憶をなくしたことも。”
  ”記憶をなくすほど、辛いことだったのですね。”
 と答える。


・「ヨンジュン」は、
  会社の総務部の臨時職員として、
   「キム・ミソ」が入って来た時、
    直ぐに、あの女の子だと分かったことを
     思い出す。

・そして、アメリカ赴任の秘書候補に、
  「キム・ミソ」を受験させ、採用したことも。


・「キム・ミソ」が、
  誘拐された自分と一緒にいたと聞かされ、
   嬉しくなった「ソンヨン」は、
  「キム・ミソ」を食事に呼び出し、
   ”記憶の取り戻しを手伝ってほしい。”
  と頼む。

・その会食の場に「ヨンジュン」が来て、
  「キム・ミソ」を、
  ”大事な会議を人に任せて、不届きだ。”
 と叱り、兄「ソンヨン」には、
  ”キム・ミソと会うな。”
 と怒る。

・「ソンヨン」は、
  ”彼女は、俺を、ずっと昔から探していた。
   俺たちは、運命の糸で結ばれているんだ。”
 と反論する。

・それに対して、何故か、「ヨンジュン」は、
  ”誘拐されたのは、俺だ。”
 と、絶対に言わない。


・車に戻った「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」に、
  ”またね、とはどう言うことだ。また会うのか?”
 と聞くと、「キム・ミソ」は、
  ”二人で、再開発地区に行くつもりです。
   どうしても、行って確かめたいから。”
 と言う。

・それに対して、「ヨンジュン」は、
  ”絶対に行くな。”
 と厳命する。


・「ソンヨン」に誘われ、
  再開発地区に似た場所を歩きながら、
   昔のことを話し合う。

・しかし、思い出を話すのは「キム・ミソ」だけで、
 「ソンヨン」は、何も覚えていない。
・「キム・ミソ」は、頼まれた絵日記を渡し、
  「ソンヨン」は、それを元に、
   昔を思い出そうとする。


・「ソンヨン」は、
  ”今まで、ヨンジュンを恨んでいたが、
    お陰で君に会えたから、今は感謝している。”
 と「キム・ミソ」に伝える。

・それを聞いた「キム・ミソ」は、
  複雑な気持ちになる。


・二人が食事している時、「ヨンジュン」から、
  緊急事態の呼び出しが掛かる。

・「ソンヨン」の車に送られて駆け付け、
  「ヨンジュン」の前で、
  ”それでは、ミソ、また。”
  ”はい、ソンヨンさん。”
 と声を掛け合い、「ヨンジュン」は驚く。


・「キム・ミソ」が緊急事態のことを聞くと、
  「ヨンジュン」は、
  ”ラーメンを作れ。”
 と言う。

・「キム・ミソ」は、
  ”イ先生と居る時、2回も邪魔をする。
    何故、邪魔をするのですか?”
 と聞くと、「ヨンジュン」は、
  ”過去にとらわれずに、未来を見ろ。”
  ”俺と、結婚しよう。”
 とプロポーズする。


・驚く「キム・ミソ」だが、
  ”駄目です。”
 と拒否する。

・断られた「ヨンジュン」は、
  ”何故だ? 俺が好きだろう?”
 と聞くと、「キム・ミソ」は、
  ”好きです。”
  ”でも、
    嫉妬と競争心で恋愛関係に成るのは
     望ましくないと思います。”
  ”とにかく、今ではないです。”
 と去って行く。



----------(第14話)------------------

・秘書室全員で、
  山間の施設に、研修合宿に行く。
 そこに「ヨンジュン」が現れ、
  ”自分の為の秘書室だから、
    上司が参加するのは当たり前。”
 と、強制参加する。

・「キム・ミソ」と宝探しのペアになった「ヨンジュン」は、
  ”研修が終わる頃には、恋人同士になってる。”
 と、猛アピールをし、「キム・ミソ」も楽しむ。


・研修の終わりに、「ヨンジュン」は、
  ”誘拐された時の辛い記憶は、
    思い出してほしくない。”
 と話し掛けると、「キム・ミソ」は、
  ”私は、家族の為に生きて来て、
    人を支える仕事をしてきました。”
  ”誰かに気遣われた経験が有りません。”
  ”でも、誘拐された時、
   お兄ちゃんは、必死に私を守ってくれた。
   一番、配慮された経験です。”
  ”そんなソンヨンさんとの出会いを、
    憎まないでほしいんです。”
 と頼む。

・それを聞いた「ヨンジュン」は、
  ”キム・ミソの望むことを、全部受け止める。
   俺に任せろ。”
 と返事する。



----------(第15話)------------------

・研修合宿が終わった日の夜、
  「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」を家に招く。

・着飾った「キム・ミソ」に見惚れてしまい、
  素直に、
   ”綺麗だ。”
  と褒める。




・二人が良い雰囲気になり、キスをしようとするが、
  「ヨンジュン」は、またまたトラウマに襲われ、
 直前で固まってしまう。

・それを見た「キム・ミソ」は、
  ”今日は、どっちに突き飛ばしますか?”
 と揶揄う。








・「ヨンジュン」が弁解しようとする時、
  友人で同級生の「パク」社長が入って来て、
 二人は、慌てて離れる。

・そして、「キム・ミソ」は、帰ってしまい、
  「ヨンジュン」は、同級生を睨み付ける。






・家に帰った「キム・ミソ」は、
  「ヨンジュン」の行動が気になって仕方無い。

・翌朝、一緒になった「パク・ユシク」社長に、
  「ヨンジュン」の足首の傷のことを聞くが、
   はっきりせずに終わる。



----------(第16話)------------------

・「キム・ミソ」を好きになって来た「ソンヨン」は、
  会長夫人である母親に、
   ”監禁されていた時は、一人じゃなかった。
    女の子も一緒に居たんだ。”
   ”その女の子は、お母さんも知っている子で、
    「キム・ミソ」なんだ。”
 と告げる。




・驚いた母親は、「キム・ミソ」を家に呼んで、
  監禁されていた様子を問い質す。
・その時の様子を語る「キム・ミソ」に、
  母親は、
   ”監禁されていた時、
     「ヒョン」は寒がっていなかった?
    あの子は、寒がりだから。”
 と答える。
・また、「キム・ミソ」が、
  「ソンヨン」が着ていたと言っていた、
  ”お兄ちゃんは青い服を着ていたのですか?”
 と聞くのに対して、
  ”いいえ、有名なデザイナーが作ってくれた
    小豆色のカーディガンよ。”
 と答える。

・「ソンヨン」から聞かされる情報と、
  会長夫人母親の語る内容の食い違いに、
  「キム・ミソ」は、違和感を覚える。




・帰ろうとする「キム・ミソ」は、
  「ソンヨン」と会い、外を歩く。
・とても暑い中、「ソンヨン」が、
  ”僕は、冬が好きだ。
    寒さにも強い。”
 と言うのを聞いて、会長夫人が、
  ”あの子は、寒がりだから。”
 と言った言葉との違いに、驚く。




・図書館開館イベントの日、
  「ソンヨン」は、「キム・ミソ」に、
 ”スピーチのチェックをしてほしい。”
 と、講師控室に呼ぶ。
・「キム・ミソ」が、
 ”完璧です。流石です。”
 と答え、部屋を出ようとした時、
  「ソンヨン」が、「キム・ミソ」の手を掴む。

・「キム・ミソ」が驚いている時、
  「ヨンジュン」が来て、「キム・ミソ」に、
 ”会場に行くぞ。”
 と言って、連れて行く。
・「キム・ミソ」は、弁解しようとするが、
  「ヨンジュン」は呼ばれて、他所に行く。



・講演が終わり、インタビューになった時、
  「ソンヨン」は、
 ”誘拐された時、一緒に居た女の子を、
   絶対に離さないつもりです。”
 と、「キム・ミソ」を見詰めながら話す。
・講演会場を出て行く「ヨンジュン」を、
 「キム・ミソ」は、必死で追い掛け、
  ”お話が有ります。”
 と訴える。


・二人が建物の外に出た場所で、
  「キム・ミソ」は、
  ”誤解です。
   見たこと聞いたこと、全て誤解です。”
  と訴える。
・それに対して、「ヨンジュン」は、
  ”説明されなくても、俺は受け入れる。”
 と突き放す。


・しかし、「キム・ミソ」は、
  ”説明させてください。”
 と食い下がる。
・そして、
  ”何で、急にそんな話をするのか?”
 と聞く「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」は、
  ”好きだからです。”
  ”何度も告白されたのに、返事が遅れました。
   私は、副会長が好きです。”
 と告げる。


・黙っている「ヨンジュン」に、
  ”拒否された。”
 と思い、「キム・ミソ」が去ろうとした時、
  「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」を抱き締める。
・そして、キスをしようとするが、
  監禁されていた時、犯人の女性が、
   首を閉めようとして迫って来る姿を思い出し、
    キスが出来ない。


・戸惑う「ヨンジュン」の姿を見た「キム・ミソ」は、
  自分から、「ヨンジュン」にキスをする。
・女の人からキスをされ、トラウマが破れ、
  「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」の顔を持ち、
   強く長く、キスを続ける。









----------(第17話)------------------

・恋人関係になれて嬉しい「ヨンジュン」は、
  街中でも、大声で、
  ”彼女・・・、俺の彼女・・・”
 と呼び掛けるので、「キム・ミソ」は狼狽する。

・おまけに、「ヨンジュン」は、
  ”なるべく早く嫁に来い。”
  と言う。
 それに対して、「キム・ミソ」は、
  ”交際1時間でプロポーズなんて、
    せっかちですね。”
  と笑う。


・トラウマから抜け出せた「ヨンジュン」は、
  穏やかな寝顔で熟睡する。

・しかし、「キム・ミソ」は、
  自分を守ってくれたお兄ちゃんの名は、
   やっぱり「ソンヨン」だったと思い返す。


・誘拐事件のトラウマから、
  気の休まることの無かった「ヨンジュン」は、
 トラウマに襲われることも無くなって、
  急に眠気に襲われ出し、
    寝坊で遅刻し掛けたり、
    会議中も居眠りしたり、
    昼寝をしたり、
  するようになり、みんなが驚く。

・その寝顔を、「キム・ミソ」は、
  優しく見守る。




・「ヨンジュン」と結ばれたことは嬉しいが、
  誘拐事件の時に、
   自分を守ってくれたお兄ちゃんが気になり、
  「ヨンジュン」に、
   ”私を守ってくれたのは、「イ先生」ですか?”
   ”私には、副会長のように思えるのです。”
  と聞く。

・恋人関係に成ったのに、「ヨンジュン」は、
  ”兄貴に間違いない。”
 と、真実を告げない。


・「ヨンジュン」が、
  ”俺が待ち人でなかったら、
    気持ちは冷めるのか?”
 と聞く。

・それに対して、「キム・ミソ」は、
  ”それはないです。”
  ”事件に関係無く、副会長が好きです。”
 と、笑顔で答える。


・「ソンヨン」から、
  ”僕が急ぎ過ぎた所為で、
    君を戸惑わせてしまった。”
  とメールが入り、電話も掛って来る。

・しかし、「キム・ミソ」は、返事を思い留まる。

・「キム・ミソ」の負担を減らしたい「ヨンジュン」は、
  自分でコピーしたり、お茶を入れたりし始める。

・それを見て、秘書室のみんなは驚き、
  「キム・ミソ」も戸惑い、迷惑に思う。
 しかし、「ヨンジュン」は、自己満足に浸る。



----------(第18話)------------------

・「キム・ミソ」は、「ヨンジュン」に、
  ”コピーとかは私の仕事です。止めてください。”
 と言う。

・それに対して、「ヨンジュン」が、
  ”君を、雑用から解放してやりたい。”
 と言うと、「キム・ミソ」は、
  ”上司を支えるのが自分の仕事です。
    自分の仕事を軽視されるのは悲しい。”
  ”恋人だからと言って、特別扱いは駄目です。
    会社の中では、公私の区別は付けたい。”
 と言い切り、険悪な雰囲気になる。


・お互いに仲直りをしたいと思いながら、
  意地を張り合って、一日が終わってしまう。

・家に帰っても、副会長から電話が無いのに、
  「キム・ミソ」は、すっかり御冠状態に。

・ところが、部屋に「ヨンジュン」が尋ねて来て、
  3人姉妹と一緒に食べた「豚皮」を
 店まで行って、自分で焼いて、
  お土産に持って来る。




・すっかり機嫌が治った「キム・ミソ」は、
  ”副会長が来てくれたことが嬉しい。”
 と、笑顔を見せ、二人で食べ始める。

・ところが、良い雰囲気を破って、
  2人の姉がやって来て、
 慌てた「キム・ミソ」は、「ヨンジュン」を、
  クローゼットの中に隠す。


・クローゼットに「ヨンジュン」が居ると知らず、
  2人の姉は、「ヨンジュン」をけなしまくり、
 聞いていた「ヨンジュン」はイライラする。

・途中で姉たちを追い出し、
  クローゼットを空けると、
   「ヨンジュン」が不貞腐れていた。




・「キム・ミソ」は、
  ”怒るのは当たり前だ。”
 と謝る。

・最初はムッとしていた「ヨンジュン」だが、
  ”可愛すぎて、怒る気も無くなった。”
 と、「キム・ミソ」を抱き寄せ、
  熱いキスを交わす。




・「キム・ミソ」に無視される「ソンヨン」は、
  ”会社に行くから会ってほしい。”
 と、メールする。
  そのメールを「ヨンジュン」に見せ、
  ”正直に気持ちを伝えますので。”
 と、会うことの許可を得る。

・”あんな場所で告白して悪かった。”
  と「ソンヨン」が、謝るのに対して、
 「キム・ミソ」は、
  ”守ってくれたお兄ちゃんを
    見付けたかっただけで、
     異性として考えたことは無い。”
  ”お気持ちは受け取れません。”
  と伝える。


・夜、二人で散歩する中、
  寒そうにする「キム・ミソ」に、
 車の中に置いてあったカーディガンを、
  肩に掛けてやる。

・「キム・ミソ」が、
  ”バーガンディは、副会長に似合う色です。”
 と言うと、「ヨンジュン」は、
  ”本当の甥にも作ってやらないのに、
    俺にだけ、色々と作ってくれるなど
   可愛がってくれたデザイナーが、
    「どの色も似合うけど、特に似合う。」
   と言ってくれた。”
 と笑う。




・眠気に襲われた「ヨンジュン」が、
  車でうたた寝し、「キム・ミソ」は見守るが、
 会長夫人が、
  誘拐された時の「ソンヒョン」の服装を、
   ”デザイナーが作ってくれた
     カーディガンを着ていた。
      後姿がどんなに可愛かったことか。”
  と言っていたことや、
   ”「ヒョン」は寒がっていなかった?
     あの子は寒がりだから。”
  と言っていたのを思い出し、
   寝ている「ヨンジュン」に、
    ”「ソンヒョン」さん。”
  と呼び掛ける。

・すると、「ヨンジュン」は、寝ながら、
  ”何?”
  と返事をし、「キム・ミソ」は、目を見張る。
・「ヨンジュン」も、返事をした自分に気付き、
  強張った表情をする。


----------(第19話)------------------

・「キム・ミソ」が、
  ”私は、「ソンヒョン」さんと呼びました。
   改名したんですか?”
 と聞くのに対して、「ヨンジュン」は、
  ”「ミソ」の声が聞こえたので、返事しただけだ。
   寝言を聞いて、深読みするな。”
  と打ち消す。
・しかし、「キム・ミソ」は、
  ”自分の名前を呼ばれたように、
    自然に返事した。”
  と、納得出来ない。
 自宅に帰った「ヨンジュン」も、
  ”知らなくて良い。
   もう二度と、君を泣かせたくない。”
 とつぶやく。


・どうしても疑問を解決したい「キム・ミソ」は、
  出勤前に、会長夫人を訊ね、
  ”以前、奥様は、誘拐された子どもを、
    「ヒョン」と呼ばれました。
   副会長は、改名されているのですか?”
 などと、尋ねる。
・会長夫人は、
  ”聞き間違いだ。”
  ”貴女が一緒に居たのは、ソンヨンだ。”
  ”疲れているから、帰って。”
 と突き放す。




・「キム・ミソ」が帰る時、「ソンヨン」が現れ、
  ”絵日記を返そうと思ってた。”
 と言う。
・「キム・ミソ」は、
  ”絵日記を見て、何か思い出しましたか?”
  ”誘拐した女のこと、
   逃げ出した時のことなど。”
 と確認するが、「ソンヨン」は、
  ”僕は、思い出したくないのかも知れない。
   自己防御だ。”
 と弁解するが、「キム・ミソ」は、
  ”「ソンヨン」さんの記憶は、
    人から聞いたみたいに思える。”
  と、納得出来ない。




・「ソンヨン」から、
  ”借りていた絵日記を返すから、
    リビングで待ってて。”
 と言われ、リビングに入り、
  幼い頃の兄弟の写真を見付ける。
 そこには、監禁された時、
  自分を守ってくれたお兄ちゃんが居て、
 「キム・ミソ」は、愕然とする。

・絵日記を持って来た「ソンヨン」に、
  ”どちらが「ソンヨン」さんですか?”
 と尋ねると、
  ”僕は、左側だよ。”
 と指差すが、
 「キム・ミソ」が覚えている人は、
  右側の男の子「ヨンジュン」だった。


・驚く「キム・ミソ」に、「ソンヨン」は、
  ”君が好きなのは、
    一緒にいたからだけでない。”
  ”急がないから、僕の気持ちを考えて。”
 と伝える。

・しかし、「キム・ミソ」は、愕然とした思いに、
  返事も出来ない。
 その「キム・ミソ」の様子に、
  「ソンヨン」も何かを感じ、写真を観る。





----------(第20話)------------------

・出勤した「キム・ミソ」は、
  ”副会長がお兄ちゃんだった。”
 と喜ぶも、
  ”でも、何で「ソンヨン」さんだと言ったのか?”
  ”本当に、副会長は、記憶が無いの?”
 と、疑問は深まるばかりだった。

・しかし、
  ”知らないふりをすべきよね。”
 と、追及を思い留まる。


・「ヨンジュン」に、書斎の整理の手伝いを頼まれ、
  夜、「ヨンジュン」の家に行き、
   バスローブ姿の「ヨンジュン」の足首を見て、
  ”痛かっただろう。”
 と、涙を流す。

・ところが、その時、上の姉から電話が有り、
  ”副会長は利己的な男だろう?”
 と非難するので、「キム・ミソ」が、
  ”副会長は、私が考える以上に良い人。”
 と弁明している姿を見た「ヨンジュン」は、
  ”ミソが泣くほど、俺は嫌われているのか。”
 と思い、「キム・ミソ」に、
  ”お姉さんに認めてもらうようにする。”
 と、断言する。


・「キム・ミソ」の家族は、毎年、
  亡くなった母の誕生日の日を偲んで、
 島に来て、宿泊イベントをしていて、
  それを知っている「ヨンジュン」は、
 家族に認めてもらおうと、強制参加する。

・しかし、特に、精神科医の姉は、
  「ヨンジュン」を毛嫌いし、冷たく当たる。


・薄利多売の、安いカニの食い放題に行き、
  ”高級カニしか食べてないのに無理。”
 と姉に嫌味を言われる。
・「キム・ミソ」も止めるのを振り切り、
 「ヨンジュン」も挑戦し、食べまくり、
 消化不良に陥る。


・食後は、潮干狩りを行ない、
  獲った貝で料理を作って食べると聞き、
 「ヨンジュン」も参加することに。

・「キム・ミソ」は、姉2人に、
  ”2人ずつ分かれて競争し、
    負けた方は、買った方の要求を聞くこと。”
  と提案し、競争に。

・「ヨンジュン」の頑張りで勝った「キム・ミソ」は、
  姉たちに、
  ”副会長を嫌わないで。”
 とお願いする。


・獲れたアサリで料理を作るが、
  「ヨンジュン」も手伝い、段々心が通って行き、
 「ヨンジュン」のことを否定していた上の姉が、
  ”良い人だと思う。
   でも、早くに母親を亡くした「ミソ」には、
    平凡な人と結婚して幸せになってほしい。”
 と言う。

・「ヨンジュン」は、
  ”心配はさせません。
   僕も、ミソの幸せを願っていますから。”
 と、「キム・ミソ」と見つめ合う。




・「ソンヨン」は、「キム・ミソ」が、
  ”誘拐した女のことは覚えていませんか?”
  ”逃げ出した状況も覚えていませんか?”
  ”どちらがソンヨンさん?
 と聞いて来たことを思い出し、不安な気持ちになる。

・そんな中、会長夫人は、夫に、
  ”子どもたちに、真実を伝える時が来たようだ。”
 と伝える。


・翌日の朝、
  昼から行なわれるAIソフトの発表会の為、
 「ヨンジュン」と「キム・ミソ」はソウルに帰る。

・見送る2人の姉たちは、笑顔で見送る。

・同じ頃、会長夫人は、「ソンヨン」に、
  ”誘拐されたのは、貴方ではない。”
 と伝える。

・信じたくない「ソンヨン」は、家を飛び出し、
  AIソフト発表会の会場に行き、
 記念イベントのマジックショーが始まるので、
  自分の席に戻って来た「キム・ミソ」の、
 隣の席に座る。


・突然現れた「ソンヨン」に驚く「キム・ミソ」に、
  ”僕の記憶は間違っているって、
    君もそう思う?”
 と聞き、答えられずにいる「キム・ミソ」に、
  ”答えに詰まるほど、困る質問?”
 と尋ねる。

・その時、マジックショーが始まり、
  長い髪で、赤いハイヒールを履いた、
 出演補助の女性モデルが、
  ブランコで降りて来る。

・それを観た「キム・ミソ」は、
  姉妹3人で寝てて、目覚めた「キム・ミソ」は、
   病院に入っている母親に会いたくて、
    家を抜け出したら、若い女の人に会い、
      ママの所に連れて行ってくれると
       着いて行ったこと、
  女に人に連れて行かれた場所には、
   お兄ちゃんが居たこと、
  誘拐犯の女性が、
   長い髪で、赤いハイヒールを履いてたこと、
  若い女の人が怒るので、
   怖がって泣き叫ぶ「キム・ミソ」に、
    お兄ちゃんがキャラメルをくれて、
     なだめてくれたこと、
  赤いハイヒールを脱ぎ捨て、首を吊り、
   紐にぶら下っていた死体のこと、
  怖がる「キム・ミソ」に、
   ”あれは、大きなクモだ。”
   となだめてくれたお兄ちゃんのこと、
  幼い「キム・ミソ」に、死体を見せない為、
   這いずって死体の有る部屋に近付き、
    ドアを閉めてくれたこと、
  「キム・ミソ」が、
   ”ミソを置いてかないで。”
   と泣き叫ぶ中、必死に隣の部屋まで行き、
  ハサミを持って来て、結束バンドを切り、
   「キム・ミソ」を助けてくれたこと、
  大きなクモと目を合わせると噛み付かれるから
   目を隠せとお兄ちゃんに言われ、
    手で目を隠して、クモの下を抜けて来たこと、
  脱出した後、「キム・ミソ」を家まで送ってくれ、
   暫く一緒に遊び、結婚の約束をしたこと、
 などが頭を駆け巡り、
  ”思い出した。”
 と呟きながら、意識を失い、倒れる。







----------(第21話)------------------

・目覚めない「キム・ミソ」に付き添いながら、
  「ヨンジュン」は、24年前を振り返る。
・その記憶の中には、
  「キム・ミソ」が連れて来られた時のこと、
  若い女が、「キム・ミソ」の首を
   ロープで絞めようとしたこと、
  必死になって、女の人を止めたこと、
  「ヨンジュン」の説得で、殺すのを止めたこと、
  女が、
   ”後戻り出来ない。
    慰めてくれて、有り難う。”
    彼の代わりに、見届けて。”
   と言って、首を吊って死んだこと。”
  その後、「キム・ミソ」を連れて逃げたこと。
 などが溢れていた。

・また、
  若い女性恐怖症や結束バンド恐怖症に
   襲われながら生きて来たこと、
・時々、「キム・ミソ」がどうしているか、
  思い浮かべていたこと、
・そんな中、
  新入社員歓迎会で「キム・ミソ」を見付け
   嬉しかったこと。
・どうしてか、側に置いておきたくて、
  高卒なのに、専務秘書に抜擢したこと、
・日本から掛かって来た電話に対応出来ず、
  ”高卒だから”
  と馬鹿にされた「キム・ミソ」に、
   日本語や中国語を徹底的に覚えさせたこと、
・社長に昇進した「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」が、
  手作りのストラップを贈ってくれるが、
   ”好みじゃない。”
  と言って傷付け、でも一週間だけ使ったこと、
・「キム・ミソ」の誕生日に、特注のケーキを上げたのに、
  「キム・ミソ」が落としてしまったこと、
・一ヶ月前に、退職を宣言されたこと、
  などを思い出していた。
・そして、
 ”俺には、最初から、君が必要だった。”
 ”だから、早く、目覚めてくれ。”
 と願い続ける。


















・必死な「ヨンジュン」。
 そこに、「ソンヨン」が様子を見に来る。
 怒りに狂う「ヨンジュン」は、
  ”キム・ミソに何を言った!”
  ”キム・ミソは、何で倒れたんだ!”
  ”いつまで周りの人間を苦しめるんだ!”
 と掴み掛る。

・それに対して、「ソンヨン」は、
  ”誘拐されたのは、お前だろう!”
  ”本当は、覚えているんだろう!”
 と言い返し、言い返せない「ヨンジュン」だった。
・その後、部屋に戻ると、
  「キム・ミソ」は目覚めてて、
   「ヨンジュン」は、安堵する。


・部屋に戻った「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」が、
  ”何で、最初から、
    本当のことを教えてくれなかったのか。”
 と聞くと、「ヨンジュン」は、
  ”未だに、監禁されていた時の、
    暗闇、音、臭い、痛みを思い出す。”
  ”それは、凄く辛いことで、
    君も思い出して、
     苦しむことになってほしくなかったから。”
  ”苦しむのは、俺一人で充分だ。”
 と答える。

・「キム・ミソ」は、
  ”苦しみは分かち合えたら・・・・・
   これからは、隠し事をしないで・・・。”
  と「ヨンジュン」に頼み、手を握り合う。





----------(第22話)------------------

・「ソンヨン」は、封じ込めていた昔を思い出す。
  それは、自分が記憶を置き換えてた事実で、
   自分を否定する辛いことで、
    荒れて、部屋の物を撒き散らしたりする。

・驚いて様子を見に来た母親に、
  ”どうして、記憶違いだと教えてくれなかった。”
  ”「ヨンジュン」は、俺をあざ笑っていただろう。”
 と詰め寄ると、母親は、
  ”そんなことはない。
    「ヨンジュン」は、記憶を失ったから。”
 と答えるが、「ソンヨン」は、
  ”「ヨンジュン」は、記憶を失っていない。”
 と告げ、母親は驚く。


・「ヨンジュン」が会社に行くと、
  一日休めと言ったのに、「キム・ミソ」が来ている。
 驚いた「ヨンジュン」が問い詰めると、
  ”特別扱いは嫌なんです。”
 と言う。

・何とか「キム・ミソ」を休ませたいので、
  午前中は、秘書室全員にスパの視察を、
   仕事として与え、午後は、全員に休暇を与える。


・「ヨンジュン」は、自分も休暇を取り、「キム・ミソ」と、
  再開発地区に造った「ユミョンランド」に行く。

・そこで、
  回転木馬になっている所が、監禁されてた場所、
  噴水になっている所が、「キム・ミソ」の元の家、
 などと案内し、
  恐ろしかった場所を、今は笑って巡れることを
 喜び合う。



・家に帰った「ヨンジュン」は、
  「ソンヨン」が書いた本を手にする。

・そこには、
  ”全ての瞬間が、君だった。”
  ”愛した時も、辛かった時も、別れた瞬間までも、
    君は僕の世界であり、全ての瞬間だった。”
  ”君がいなければ、今までの人生を
    説明できないかも知れない。”
 と綴られていた。



----------(第23話)------------------

・「キム・ミソ」が昔を思い出したので、
  悪夢に襲われないか心配になり、
   「ヨンジュン」は荷物を持って、
    「キム・ミソ」の家に来て、
  ”悪夢を見ないよう、一緒に寝てやる。”
   と提案し、腕枕を提供する。

・しかし、「キム・ミソ」は、緊張で眠れない。
  おまけに、住民用の駐車スペースに駐車し、
   住民に叱られる。




・車を移動させるついでに、
  二人は「ヨンジュン」の家に行き、
 「キム・ミソ」は、ゲストルームで寝ることに。
・すると、「ヨンジュン」が来て、
  ”君が心配で、別の部屋で寝られない。
    雑念は起きないから、安心して眠れ。”
 と横に入って来る。

・しかし、横に「ヨンジュン」が要る為に緊張して、
 「キム・ミソ」は寝られない。
・それを見た「ヨンジュン」が、子守唄を歌い、
  「キム・ミソ」は安心して眠りにつく。
 だが、「ヨンジュン」は、一睡も出来ず、
  朝を迎える。



 
以後、省略


----------(第24話)------------------

・一緒に出勤し、昼食も一緒で、買い物もして、
  揃って会社に戻ると、会長夫婦が待っていた。
・会長は、「ソンヨン」が、
  ”「ヨンジュン」は、記憶を失っていない。
    忘れた振りをしている。”
  と言っていた。本当か?”
 と聞いて来る。
・「ヨンジュン」が否定しないので、
  ”思慮深いお前が、あの記憶だけ無いのを、
    疑うべきだった。”
  ”どんな考えだったのか、教えてほしい。”
 と頼んで来る。
・それに対して、「ヨンジュン」は、
  自分が、何でそんなことをしたのか説明する。

・説明を聞いた両親が、
  ”幼かったお前に、苦しみを負わせた。”
 と謝るが、「ヨンジュン」は、
  ”理解しています。”
 と答える。
・母親が、
  ”理解しなくて良い。
    私たちを責めて良い。
     我慢せずに、辛かったと言って。”
 と涙を流し、謝罪し、「ヨンジュン」も涙を流す。
・お茶を出そうとして入れなかった「キム・ミソ」も、
  その様子を見て、涙を流す。



・会長夫婦が帰った後、「ヨンジュン」は実家に向かい、
  「ソンヨン」に会う。
・「ソンヨン」は、
  ”お前は、陰であざ笑っていたのだろう。”
 と、怒る。

・それに対して、「ヨンジュン」は、
  ”あの時は、
    自分が譲るのが一番良いと思った。
   けど、兄貴が自分で乗り切れる機会を奪った。
    ご免。”
 と謝罪する。
・それに対して、「ソンヨン」も謝る。




・「キム・ミソ」を連れて自宅に戻った「ヨンジュン」は、
  ”事実を明らかにすると気まずいと思ったが、
   スッキリした。正直に話して正解だった。”
 と言う。
・「キム・ミソ」も、
  ”正直になるのが一番です。”
 と答える。
・それを聞いて、「ヨンジュン」は、
  ”今の正直な気持ちを伝える。”
  ”今夜は、特別な夜にしたい。”
 と迫る。




----------(第25話)------------------

・「キム・ミソ」も受け入れる決意をし、
  ブラウスのリボンを解き掛けた時に、
   社長の「パク・ユンス」から、
 ”商品販売を提携しているフランスの企業が、
   他の企業と接触している。”
 との緊急連絡が入り、中断してしまう。

・明日からのフランス出張を決め、部屋に戻ると、
  「キム・ミソ」は、恥ずかしさを隠す為に
   ワインの一気飲みをし、寝てしまってた。
・がっかりした「ヨンジュン」だが、
  「キム・ミソ」を抱き上げ、ベッドに運び、
   ゆっくり寝かせてやる。



・「キム・ミソ」に会いたい「ヨンジュン」は、
  フランス出張を早目に切り上げ、
   予定より早く、大急ぎで帰って来る。
・そして、「キム・ミソ」を喫茶店に連れて行き、
  会いたかった気持ちを打ち開ける。

・その時、「キム・ミソ」の手を取り、
  手の甲にキスをする。




・副町長前室に戻った「キム・ミソ」に、
  見習い秘書の「ジア」が、
  ”副会長には、彼女が居ます。
    デートしてたんですよ。”
 と教え、証拠写真を見せるが、それは、
 先程の手の甲にキスしている写真だった。

・慌てた「キム・ミソ」が、
  ”相手の顔写真は?”
  と聞くと、無いと言うことで、安心する。


・ところが、「ジア」が、
  「キム・ミソ」が着けているブレスレットと
   写真のブレスレッドが一緒だと気付き、
    追及するが、
  ”去年流行ったもので、課長も持っている。”
 などと言い逃れる。




・しかし、次に「ジア」が証拠として示したのは、
  コーヒーポッドに写る「キム・ミソ」の顔で、
   言い逃れが出来なくなった。

・そこで、仕方無く認め、口止めをする。



・二人の仲を知られてしまったと「ヨンジュン」に言うと、
  ”好都合だから、公表しよう。”
 と言って、気にしない。

・しかし、「キム・ミソ」は、
  ”副会長は一般人でなく、影響力の有る方だから、
    慎重にならなきゃならないんです。”
 と諭し、意見が合わない。



----------(第26話)------------------

・「ヨンジュン」は、
  「キム・ミソ」とセックスがしたくて、アピールする。

・しかし、恋愛経験のなかった「キム・ミソ」は、
  臆病で、受け入れられない。


・「キム・ミソ」に、父親から、怪我をしたとの連絡が有り、
  「ヨンジュン」は、父親の為に、病院を紹介してやる。
・父親が怪我をした理由は、
  ロック演奏のギタリストで、
   ライブで、ステージからダイブした所為だと聞き、
 「キム・ミソ」は呆れる。

・「ヨンジュン」が、
  ”挨拶したい。”
 と言うが、「キム・ミソ」に、
  ”こんな時だし、副会長は長旅の後なので、後日。”
 と断られ、寂しく帰って行く。


・翌日、「キム・ミソ」と会いたくて、
  お見舞いの果物セットを持って病院に行くが、
   父親の為の買い物で外出していて会えず、
    虚しく帰る。
・昼食を一緒に摂ろうと待っているのに、
  長姉「ピルナム」と食事と買い物をし、
   遅くに出社して来る。

・それを知って機嫌を悪くする「ヨンジュン」に、
  「キム・ミソ」は、
   ”昨日から副会長を見ると思い浮かぶ単語は、
    「ブルドーザー」で、
     むやみやたらと迫って来る姿は、
      正にブルドーザー。”
 と笑われる。


・ショックを受けた「ヨンジュン」は、
  親友であり社長の「パク・ユシク」に相談すると、
   ”「ヨンジュン」も「キム秘書」も恋愛初心者。”
   ”初心者は、速度調整が必要。”
  と諭される。

・その後、「ヨンジュン」が、
  ”速度調整が、必要だ。”
  ”悪かった。急ぎ過ぎた。”
  ”9年間、ずっと抑え続けて来た感情が、
    はじけてしまった。”
  ”あの時のことは思い出したくもないが、
    もう一度経験しろと言われたら
     俺は、そうする。ミソに会えるから。”
  ”でも、「ミソ」が望むなら、
     先走らないことにした。”
 と言い、予定が有って、帰って行く。


・「ヨンジュン」が仕事を終えて自宅に戻ると、
  エントランスに、「キム・ミソ」が待っている。

・ビックリする「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」は、
  ”副会長のお気持ちも知らず、
    申し訳ありませんでした。”
  ”今日は、家に帰りません。
    一晩中、副会長と一緒にいます。”
 と自分の気持ちを伝える。


・「ヨンジュン」が、
  ”家に入ったら、速度調整は出来ない。”
  ”今日は、絶対に止めない。”
 と言う。

・「キム・ミソ」は、黙って家に向かい、
  「ヨンジュン」を待つ。
・その夜、二人は結ばれる。







----------(第27話)------------------

・結ばれた翌朝、嬉しい「ヨンジュン」は、
  何かと「キム・ミソ」の世話を焼こうとする。

・それに対して、
  ”最近、優しさが限度を超えてますね。”
  ”世話をするのが、私の職業病です。”
 と、やんわり拒否する。


・財閥の跡取りを捨てて、レストランを始めた
  「ヨンジュン」の幼な馴染みの店に、
   昼食を食べに行く。

・財閥の後継者と聞いて男性だと思っていたら、
  綺麗な女性で、しかも、
   「ヨンジュン」が5歳の時にプロポーズした、
    と聞いた「キム・ミソ」は、嫉妬に燃える。
・「ヨンジュン」は、そんな「キム・ミソ」を楽しむ。


・入院している父親の様子を看に行く「キム・ミソ」を、
  車で送って、病院内を歩いていて、
   曲がったネクタイを直しているところを、
    「キム・ミソ」の父親に見られる。

・病室に招かれて挨拶する「ヨンジュン」が、
  ”娘さんと交際しています。”
 と報告すると、父親は、
  ”交際に反対する。”
 と言う。

・そこに、「パク・ユシク」社長から電話が入り、
 「ヨンジュン」が部屋を出て行く。


・「ヨンジュン」が部屋を出て行った後、
  ”何で、交際に反対なの?”
 と「キム・ミソ」が聞くと、父親は、
  ”見れば見るほど、婿に欲しくなる男だ。
  ”フェイクだ。あのタイプは、
   ハードルが高いほど獲得意欲が高まる。”
 と笑う。

・父親は、帰って来た「ヨンジュン」を連れて、
  コーヒーを飲みに行き、
   頑張り屋の「キム・ミソ」への想いを語り、
  ”今からでも、やりたいことを見付け、
    幸せになってほしい。”
 と話し、「ヨンジュン」を考えさせる。


・「キム・ミソ」を家に送って来た「ヨンジュン」は、
  ”側に置いておきたくて引き止めてたが、
    常に一緒だから、それも要らない。”
  ”9年間、ひたすら勤勉で完璧で、立派だった、”
    秘書を、もう手放す。ご苦労だった。”
  ”やりたいことが有ったら、応援して協力する。”
 と、抱き締める。

・「キム・ミソ」は、温かさに満たされる。


----------(第28話)------------------

・「ヨンジュン」と「キム・ミソ」の手つなぎデートを
  社員が見付け、社内に噂が広がる。
・中には、
  ”顔を売り物にして、色目を使った。”
  ”高卒なのに、
    専務秘書に採用されたことも変だった。”
 などの嫌味も。
・秘書室のメンバーと嫌味を言った社員同士の
  喧嘩も勃発。
・「キム・ミソ」は傷付く。

・そのトラブルのことを聞いた「ヨンジュン」は、
  「キム・ミソ」を慰める為に、
 大邱(テグ)市にオープンさせる百貨店の
  最終確認に連れて行く。


・「ヨンジュン」が、
  ”退職日を早めるか?”
 と聞くと、「キム・ミソ」は、
  ”決めた日まで、全うします。”
 と答える。

・また、「ヨンジュン」が、
  ”君が傷付くかと心配だ。”
 と言うと、「キム・ミソ」は、
  ”副会長を受け入れた時、腹をくくりました。”
  ”誤解や非難を受けても、
    傷付かない、逃げないと、
   覚悟を決めて、副会長を愛したんです。”
  と答える。

・「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」を、
  優しく抱き締める。


・翌日、
 「ユミョン」グループが
  新機種の発売発表を予定していた
  パソコンのデザインを、
 「UK電子」が盗用し、
   新機種発売を発表する。
・それを受けて役員会が開かれ、
 「ヨンジュン」が、性能アップ、消費電力カット、
  などの対策を指示する。

・担当部署が、「キム・ミソ」に、
  ”我々も初めて知ったので、対策が遅れた。
    副会長にとりなしをお願いします。”
  と泣きついて来て、「キム・ミソ」は、
  ”事情はご存知です。
    デザイン盗用に関するプレス資料を、
     ご用意ください。”
  と、具体的に指示。
   安心して帰る社員を見て、「パク」社長は、
  ”父親に叱られた子どもをなだめる
    母親みたいだ。”
  と、感想を述べる。




・秘書室に帰っても、「キム・ミソ」は、
  同僚に、次々と指示し、対策をまとめさせ、
 午後には、それぞれの部署の取り組みを、
  「ヨンジュン」に報告する。

・それを受けた「ヨンジュン」は、
  ”君みたいな秘書に、また巡り合えるかな?”
  ”お陰で分かった。
    君が居て、どんなに楽だったか。”
  ”一緒に居てくれて、有り難う。”
 と報いる。


・家まで送ってくれた「ヨンジュン」に、「キム・ミソ」は、
  ”会社を辞めません。キム秘書として残りたい。”
 と伝えると、「ヨンジュン」は、
  ”キム秘書の不在は困るが、適応する。”
  ”君は、やりたいことを探せ。”
 と返す。

・それに対して、「キム・ミソ」は、
  ”見付けました。
   副会長の秘書で居ることです。”
  ”私に一番適した仕事をして来たのに、
    気付かなかったようです。”
  ”愛する人が困るのは嫌。”
  ”私以外の誰が、副会長を受け止められます?”
  ”私を愛しているから、手放そうとしたように、
    副会長を愛しているから、私は残ります。”
 と、笑顔で答える。





----------(第29話)------------------

・「キム・ミソ」の部屋に入って、
  インスタントラーメンを食べることにする。
・「キム・ミソ」が、
  ”夫と夕食を食べるのが、憧れだった。”
 と言うのに対して、「ヨンジュン」は、
  ”俺が、その夢を叶えてやる。”
  ”異存は有るか?”
 と尋ねる。

・すると、アパートの水が出なくて、
  「キム・ミソ」の部屋に入り込んで、
   布団の中で寝てた「キム・ミソ」の父親が、
  ”その結婚に異存が有る。”
 と叫ぶ。


・驚く二人に、父親は、
  ”男同士の話が有る。”
 と、「ヨンジュン」を居酒屋に連れて行き、
 二人ともベロベロになるほど飲み交わし、
  「ヨンジュン」は、婿として認められる。

・ただし、父親は、
  ”毎日ラーメンを一緒に食べようなどと
    ロマンの無いプロポーズは駄目だ。”
  ”プロポーズをやり直せ。”
 と要求し、「ヨンジュン」は了解する。






・帰りが遅く心配して迎えに来た「キム・ミソ」に、
  ベロベロに酔った二人が近付き、父親が、
  ”俺は帰るけど、婿殿にタクシーを・・・。」
 と言って帰って行く。

・残された「ヨンジュン」は、半分寝ている状態で、
  「キム・ミソ」は困ってしまうが、「ヨンジュン」が、
   ”愛してる。”
   ”9年前、君を見付けて嬉しかった。”
   ”多分、俺は、あの時から、
     君を愛したのかも知れない。”
   ”俺は、一生、君を幸せにする。”
   ”俺は、君が居るだけで幸せだ。”
  と言って、「キム・ミソ」の胸で寝てしまう。
・「ヨンジュン」を抱きかかえながら、
  「キム・ミソ」は、深い愛に満たされる。




・いよいよ退職の日を迎え、出勤すると、
  副会長秘書室の全員が、記念の盾を贈って、
   別れを悲しむ。
・それに対して、「キム・ミソ」が、
  ”辞めません。会社に残ります。”
 と伝えると、大喜びしてくれる。






----------(第30話)------------------

・「キム・ミソ」は、社内に悪質な噂が流れた時、
  庇ってくれたお礼に、
   「ポン」課長と「ジア」見習い秘書を誘い、
     女子会を行なう。

・3人は、盛り上がり、ぐびぐびと飲んで、
  「キム・ミソ」も、久し振りに思いっ切り飲んだ所為で、
   すっかり酔っ払い、ご機嫌になる。
・「キム・ミソ」がトイレに行った時、
  心配する「ヨンジュン」から電話が入り、
   「ポン」課長と「ジア」が電話に出て、呼び付ける。

・居酒屋に行くと、ベロベロに酔った3人が待ってて、
  「ヨンジュン」は、呆れる。




・居酒屋を出て、フラフラの「キム・ミソ」を支え、
  二人で歩く中、「キム・ミソ」は、
  ”こんなに飲んだのは久し振り。
    いつも、副会長の呼び出しに備えてたから。”
  ”よく考えたらムカつく。
    私に飲まさず、自分だけ飲んで、運転させ。”
 などと絡むし、
  ”眠れない時、子守唄を歌ってくれて、感動した。”
  ”私の彼氏は、最高。”
 などと甘えもする。

・そんな「キム・ミソ」を愛おしく思うと共に、
  身体を心配する「ヨンジュン」だった。




・会長夫婦に、
  「ヨンジュン」と「キム・ミソ」が付き合っているとの
   情報が入って来て、驚いた会長夫人は、
    「ヨンジュン」を呼んで、確かめる、

・母親から。
  ”「キム・ミソ」と付き合っているの?”
 と聞かれ、
  ”伝えるのが遅れて済みません。
    「ミソ」と結婚したいんです。”
  ”「ミソ」を好きですよね。”
 と伝えると、母親は微妙な反応で、
  ”「ミソ」は好きだった。
   誰よりも信じてたし、大事にしてた。
   貴方の側にいてほしかった。”
  ”でも、「ソンヨン」も「ミソ」が好きみたい。”
  ”せっかく、兄弟が通じ合えたのに、
    今回の件で、また不仲になるのではと、
     心配なの。”
 と不安を口にすると、「ソンヨン」が現れ、
  ”心配要らないよ。”
  ”「ミソ」に惹かれたのは、
    一緒に居たと思ったからで、
   一緒に居たのは「ヨンジュン」だから、
    「ミソ」は、「ヨンジュン」のものだ。”
  と、本心を隠し、母親を安心させる。




・帰る「ヨンジュン」を送りに来た「ソンヨン」は、
  ”心理療法を受けて続けてたら、
    だんだん、楽になって来た。”
 と伝え、「ヨンジュン」も喜ぶ。

・「ソンヨン」は、
  ”プロポーズは、人まねでは駄目だ。
   大袈裟なのも駄目だ。”
  ”「ミソ」が好きな物、お前がしてやりたいこと、
    それを考えれば、答えは出て来る。”
 とアドバイスしてくれる。


・家に帰った「ヨンジュン」は、
  「ソンヨン」のアドバイスを参考に準備し、
   「キム・ミソ」を呼び出す。

・「キム・ミソ」がオシャレをして駆け付けると、
  アプローチが全て、ライトで飾られ、
  途中には、「キム・ミソ」が好きな
   キャラメルの山盛りとぬいぐるみと、
    「ヨンジュン」からのメッセージが、
 最後は、ホールの舞台で、
  ピアノを弾きながら、
   子守唄を歌う「ヨンジュン」が待っていて、
  ”子守唄を、一生歌ってやる。
    毎晩、俺の横で寝てくれ。”
  ”俺は、人に許しを求める人間ではない。
    その俺が、許しを求める。結婚してくれ。”
  とプロポーズする。

    
・涙を流して頷く「キム・ミソ」の左手薬指に、
  指輪を差す。

・「ヨンジュン」が、
  ”5回目でやっと了承か。”
 と言うと、
  ”5歳の時にプロポーズしたのは、私。”
 と笑う。

















----------(第31話)------------------

・結婚への道が開かれ、両家の顔合わせも計画され、
  その前日に、「ヨンジュン」の母親から、
   「キム・ミソ」に、食事のお誘いが有る。

・「キム・ミソ」が出掛けると、会長夫人は、
  ”子どもは男の子だけだったので、
    娘を持っている人が羨ましかった。”
  ”これからは、「ミソ」と買い物や食事に行ける。”
 と喜んでくれる。


・それだけでなく、服や靴、バッグを、
  幾つも買ってくれる。

・遠慮する「キム・ミソ」に、
  ”挨拶回りもあるから、幾つ持ってても良い。”
 と、押し切られ、家に溢れる買い物に、
  「キム・ミソ」は、困惑する。




・両家の顔合わせの日、
  「キム・ミソ」側は、父親と長姉が出席するが、
   二人は、豪華な家構えなどに圧倒される。
・加えて、「ヨンジュン」の母親が、
  花嫁道具、持参金、家具、自動車、
   「キム・ミソ」の父親が住む家を、
    若い二人が住む近くに用意するなど提案、
  それを聞かされた父親と姉は、反論出来ず、
   萎縮する。

・しかし、「キム・ミソ」は、
  ”これでは、結婚出来ません。”
  ”私を大切にしてくださり、心から感謝します。”
  ”でも、身に余るほどの贈り物は受け取れません。”
 と言い出す。
  「ヨンジュン」も、
  ”過度な好意は負担になります。
    僕に任せてください。”
  とフォローする。


・みんなの中に緊張が走るが、「ヨンジュン」の母親が、
  ”私の失態だわ。「ミソ」が可愛くて先走った。”
  ”はっきり言う「ミソ」が好き。”
 と、笑って謝ってくれ、みんなにも笑顔が戻る。

・「ヨンジュン」の父親も、「キム・ミソ」の父親に、
  ”お嬢さんを、立派に育てましたね。”
  と言ってくれ、父親は喜ぶ。




・結婚式の日取りも、一ヶ月後に決まり、
  「ヨンジュン」は、新婚用食器買いや
   「キム・ミソ」のウェディングドレス選びなど、
    張り切りまくる。

・そんな「ヨンジュン」の気持ちをよそに、
  「キム・ミソ」は招待状の発送などに時間を取られ、
    衣装合わせの時間に間に合わない。


・すっかり機嫌を損ねた「ヨンジュン」を、
  「キム・ミソ」は、喫茶店に連れて行きなだめる。

・しかし、そこは、「キム・ミソ」がお見合いした場所で、
  しかも、お見合い相手のネクタイを直してやり、
   「ヨンジュン」を激怒させた場所で、
     「ヨンジュン」はますます機嫌を損ね、
       二人は喧嘩別れをする。



----------(第32話)------------------

・家に帰った「ヨンジュン」は、気持ちが晴れない。
・そこに、「キム・ミソ」から、
  ”リビングに来て。”
 とのメールが入り、行ってみると、
  ウェディングドレスを着た「キム・ミソ」が現れ、
  ”今日は、衣装合わせの日。
    夜中にドレスを借り、髪をセットして
      最善を尽くしました。”
  ”誠意に免じて、もう機嫌を直して。”
 と頼む。

・「ヨンジュン」は、
  ”「ミソ」を見た瞬間に治った。”
  ”想像してたより、5兆5億倍は美しい。”
 と感動する。


・結婚式当日、
 「ヨンジュン」は、緊張で震えが止まらないし、
  「キム・ミソ」も、だんだん緊張して来る。

・祝福を受けながらバージンロードを歩き、
  長い誓いのキスをして、この物語は終わる。








<5回のプロポーズ>

 「ヨンジュン」は、「キム・ミソ」に、
5回もプロポーズして、
やっと5回目で受け入れてもらった。

 それを書いておくと。

1回目のプロポーズ

・「キム・ミソ」が、
  ”仕事を辞めて、普通の恋愛をし、
    結婚したいから、辞めます。”
 と言ったので、引き止めたい「ヨンジュン」は、
  ”俺が、結婚してやる。”
 と宣言。
・それに対して、「キム・ミソ」は、顔を近付け、
  キスをするのかと思いきや、クンクンと臭いを嗅ぎ、
  ”酔ってるんですか?”
 と呆れて、相手にしなかった。

2回目のプロポーズ

・誘拐された時、一緒に居て、庇ってくれたのが、
  「ソンヨン」だと思い込んだ「キム・ミソ」が、
   どんどん「ソンヨン」と仲良くなるのを見て、
  「ヨンジュン」は、
   ”お互いが好意を持っていると分かっているのに、
     恋愛関係になっていない。”
  ”前にプロポーズしたのは、
     引き止めたかったからだが、今回は違う。”
   ”結婚しよう。”
 と告白する。
・それに対して、「キム・ミソ」は、
   ”嫉妬や競争心で恋愛関係になるのは駄目です。”
   ”とにかく、今ではないです。”
 と押しとどめる。
・部屋に戻った「キム・ミソ」は、
   ”もっとまともなプロポーズをしてよ。”
  と恨む。


3回目のプロポーズ

・アートセンターの開所式で、
  「ソンヨン」からの告白を受け、
   「ヨンジュン」に誤解されることを恐れ、
    「キム・ミソ」から、告白し、キスをする。
・トラウマから解放された「ヨンジュン」は、
  激しくキスをし返す。

・すっかり嬉しくなった「ヨンジュン」は、
  ”一日でも早く、嫁に来い。”
 と、プロポーズする。
・それに対して、「キム・ミソ」は、
  ”交際1時間でプロポーズなんて、
    副会長はせっかちですね。”
 とスルーしてしまう。


4回目のプロポーズ

・骨折で入院していた「キム・ミソ」の父親は、
 アパートに帰ったら水が出なかったので、
 「キム・ミソ」の家に来て、布団で寝ていた。
・そこに、
 「キム・ミソ」と「ヨンジュン」が帰って来て、
 二人でインスタントラーメンを食べようとする。

・「キム・ミソ」が、
  ”凄く幸せです。”
  ”夫と夕食を食べるのが夢だった。”
 と、思わず言ってしまう。
・それを聞いた「ヨンジュン」が、
  ”その夢を叶えてやる。”
  ”毎日、インスタントラーメンで
    化学調味料漬けになっても良い。
   俺が、「キム・ミソ」の夫になる。”
  ”異存が有る?”
 と告白し、「キム・ミソ」も受け入れて、
  二人をキスをしようとする。

・すると、突然、「キム・ミソ」の父親が、
  ”大いに異存が有る!”
 と叫び、「ヨンジュン」を飲みに誘う。

・飲みながら、父親は、
  ”ラーメンでプロポーズとは情けない。”
  ”もっとロマンチックなプロポーズをしろ。”
  ”でないと、俺は認めない。
 と宣言し、「ヨンジュン」は、頑張ると答え、
  ”婿として合格。”
  の言葉を貰う。


5回目のプロポーズ

 とうとう、ロマンティックなプロポーズで、
受け入れてもらった。
 良かったね。


<感想など>

 それにしても、
「キム・ミソ」を演じた「パク・ミニョン」の
凄く凄く綺麗なこと。

 日本人にも美人は多いが、
日本女性とは違う、
韓国女性独特の美しさを代表する、
本当に綺麗な女性である。

 この女優、
顔が美しいだけでなく、
1つ1つのしぐさのキュートで可愛いこと。

 メロメロになってしまった。

 また、表情の豊かなこと。
 この女優を観たのは初めてだけど、
完全にファンになってしまった。



 なお、
男性主人公の「パク・ソジュン」は、
一重瞼で、韓国男性そのもので、
そんなものかな?

 ただ、ドラマが進んで行くにつれ、
鼻持ちならなかった財閥のボンボンが、
どんどん魅力的で可愛くなって行くので、
私も、ファンになってしまった。


 最初は、
男性主人公の横暴さに呆れるけど、
女性主人公のキュートさにメロメロになり、
ついつい観続けた結果、
途中からは、男性主人公の、
一途な想いに、応援したくなるし、
二人の結び付きの深まりを
心待ちにするようになる。



 ところで、
一所懸命に粗筋を書いたが、
このドラマの胸キュンが、
文章では、どうしても伝えられなくて、
とてももどかしい。

 私はAmazonプライムで観たけれど、
動画配信で観ることの出来る人は、
是非とも観てください。


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