ブレードランナー(2049)


1 映画情報

1)公開年
・2017年

2)監督
・ドゥニ・ヴィルヌーヴ

3)出演者 
・K(捜査官ブレードランナー)--------------ライアン・ゴズリング
・リック・デッカード(元ブレードランナー)--ハリソン・フォード
・ジョイ(Kのホログラフィ恋人)------------アナ・デ・アルマス
・ニアンダー・ウォレス(ウォレス社社長)----ショーン・ヤング
・ラヴ(ウォレス社長の片腕レプリカント)----シルヴィア・フークス
・ジョシ(ロス警察警部補・あだ名マダム)----ロビン・ライト


2 ストーリー

1)背景
・タイレル社が製造していたレプリカントは、度重なる反乱を起こし、
 地球は荒廃し、タイレル社も倒産した。
・その後、「二アンダー・ウォレス」が作ったウォレス社が、
 タイレル社の資産を買収し、新型のレプリカントを製造。
 新型のレプリカントは、人間に忠誠を誓うよう造られていた。

2)ブレードランナー「K」
・2049年。
・最新型レプリカント「K」は、ロス市警の「ブレードランナー」として、
 旧式レプリカントを殺害する職務に就いていた。
 そして、家に帰れば、
 ウォレス社製の、AI(人工知能)を持ち、自らの意思で動くような
 ホログラフィー(立体映像)の恋人「ジョイ」と過ごす日々だった。

3)出産したレプリカント
・「K」は、地球外惑星から地球に逃亡して来たレプリカントの
 「サッパー・モートン」を殺害した際、
 枯れ木の根元に箱が埋まっているのを見つけ、持ち帰り、
 ロス市警の中で調べると、箱の中には遺骨があり、
 分析の結果、帝王切開の合併症で死亡した女性の骨と判明。
 しかも、その骨がレプリカントの骨であることが判明する。
・レプリカントは妊娠出来ないと信じられて来たので、
 「ジョシ」警部補は、事実を公表されたら社会的混乱が起きると心配し、
 「K」に、証拠をすべて破壊し、生まれた子供を始末するように命令する。
・「K」は調査を進めるが、昔、レプリカントが起こした7日間の「大停電」で、
 コンピュータなどの電子データは殆ど消えてしまっていたが、
 僅かに残ったビデオなどの記録を調べ、
 遺体は、30年前のネクサス6シリーズの「レイチェル」であり、
 彼女が、30年前ロス市警のブレードランナーだったリック・デッカードと、
 恋愛関係にあり、2人が姿を消したことを知る。

4)「K」の過去
・ウォレス社長は、レプリカントの生殖能力を完成させれば、
 自社の事業を拡張出来るので、
 生殖能力を持つレプリカントを製造する取り組みを進めているが、
 成功出来ない。
 そこで、秘書で殺人能力の高いレプリカントの「ラヴ」に、
 「K」を尾行させ、レイチェルの子どもを見つけるよう命令する。
・「K」は、レイチェルの遺骨を見付けた場所に戻って、
 木の根に彫られた日付を発見する。
 その日付は、子供の頃に持っていた木彫りの馬の裏に書かれた
 日付と一致することを確認し、驚愕する。
 そして、そのことを聞いたホログラフィの恋人「ジョイ」は、
  「貴方は製造されたレプリカントでなく、生まれて来た人間で、
   Kとかの記号でなく人間の名前のジョーを使うべき」
 と励ます。
・「K」がさらに調査を進めると、病院の出生記録には、
 同じDNAを持つ双子が生まれ、女児は病死し、男児が生きている、
 と記載されていた。
・自分が製造されたレプリカントでなく生まれて来たかと考えた「K」は、
 記憶デザイナーの「アナ・ステリン」博士を探しだし、
 「レプリカントに本物の人間の記憶を移し埋め込むことは違法である」
 と教えられ、自分がレイチェルの息子かも知れないと思うようになる。
・ロス市警に戻った「K」は、警部補の「ジョシ」に、
 レイチェルが産んだ子どもは、処理したと嘘を付く。

5)デッカードとの再会
・「K」は、廃墟となったラスベガスに行き、隠れていたデッカードを見つける。
・デッカードは、妊娠したレイチェルを、サッパー・モートンらが作る
 レプリカント解放運動にゆだね、自分は姿を消す。
・衛生兵士だったモートンがレイチェルの出産を手伝い子どもが産まれるが、
 レイチェルは、出産時の敗血病で死亡する。
 レプリカントの出産を手伝い、奇跡を自分の目で観たモートンは、
 レイチェルの遺骨を、思い出の木の下に埋めて守っていたのだ。

6)「ラブ」との闘い
・デッカードらの行方を探していた、ウォレスの秘書「ラヴ」は、
 ロス市警の警部補「ジョシ」を殺害し、レイチェルの遺骨を奪う。
 そして、「K」の向かった場所を突き止め、ラスベガスに向かい、
 「K」を叩きのめし、デッカードを連れ去る。
・死に掛けていた「k」は、レプリカント解放グループに助けられ、
 レイチェルが産んだのは、自分ではなく、女の子であり、
 記憶デザイナーの「アナ・ステリン」博士であることを知る。
 レイチェルの娘である「ステリン」が、彼女自身の記憶を
 「K」に埋め込み、自分の存在を隠そうとしたのである。
 そして、レプリカントたちは、7日間の「大停電」を起こし、
 レイチェルや産まれて来た子どもの情報を破壊したのである。
・解放運動グループのレプリカントたちは、「K」に、
 デッカードを殺害してでも、秘密を守るよう依頼する。
・ロサンゼルスに連行されたデッカードに、
 ウォレス社長は、
 レイチェルの再生と引き換えに秘密を明かすよう持ちかけるが、
 デッカードは拒否する。
・ラヴは彼を辺境にあるウォレス社の施設に連れて行こうとするが、
 「K」に襲われ、激しい闘いの末、「K」は「ラヴ」を倒しす。

7)親子の再開と「K」の死
・「K」はデッカードが死んだことにし、レプリカント解放グループを騙す。
 そして、デッカードをステリンの研究所に連れて行き、親子を会わせる。
・「ラヴ」との闘いで瀕死の重傷を負った「K」は、
 デッカードを見送った後、静かに死んで行く。


 以上、ウィキペディアからお借りしました。