「七つの会議」の7つの会議って、どの会議?

 知人から、
「映画七つの会議の、7つの会議って、どの会議のこと?」
との質問が有った。


 そこで、私なりに、映画と原作の小説を思い出し、数えてみた。
 その結果が、次のものである。
 間違ってたら、教えてください。



<第1の会議>
・北川営業部長が主催し、
・第二営業課「原島課長」が、ノルマ未達成で罵られ、
・第一営業課「坂戸課長」が、好成績で褒められた、
会議が1つ目の会議。

<第2の会議>
・「坂戸」第一営業課長が、「八角係長」にパワハラで訴えられ、
 総務部付けに異動させられ、
・「原島」第二営業課長が、第一営業課長に抜擢されたが、
 成績不振で、「北川営業部長」に罵られ、
 ゲロを吐いたり、パイプ椅子を壊したりした、
会議が2つ目の会議。

<第3の会議>
・「坂戸」元第一営業課長が、
 「トーメイテック」に強度不足のボルトを作らせていたことを、
 「八角係長」が見付け、「北川営業部長」に報告。
・それを受けて、盗聴されないように、
 「宮野社長」や「北川営業部長」、「八角係長」らが、
 今後の対策を協議した、
会議が3つ目の会議。

<第4の会議>
・営業部や「北川営業部長」を目の敵にしている
 経理部の「飯山部長」が、
・ボルトの製造発注を、
 コストの安い「トーメイテック」から、
 月にして90万円もコスト高になる「ねじ六」に変えて、
 会社に損害を与えている、
 と「宮野社長」の前で、「北川営業部長」を追求し、
・逆に、「宮野社長」に、
 「営業部の仕事に口を出すな。」
 と叱られた、
会議が4つ目の会議。

<第5の会議>
・「八角係長」が、
   「ボルトの強度データ偽造がおこなわれたことと、
    強度不足のボルトが世界各国で使われていることを、
    公表して、リコールすべき。」
 と提案するが、
・「宮野社長」が、
   「そんなことをしたら、日本のみならず、世界中の、
    鉄道や飛行機の運行が止まってしまう。」
   「闇回収と闇修理で乗り切る。」
 と撥ね付けた、
会議が5つ目の会議。

<第6の会議>
・「宮野社長」が隠蔽しようとするので、「八角係長」は、
 親会社である「ゼノックス」に告発状を送付。
・「告発状」を受けて、「ゼノックス」の午前様と呼ばれる
 「徳山社長」の前で、「八角係長」が、
 「宮野社長」だけでなく、「梨田常務」の不正行為も告発、
・しかし、「徳山社長」も、データ偽造を隠蔽し、
 「闇回収修理」を行なうことにし、「八角係長」を突き放した、
会議が6つ目の会議。

<第7の会議>
・「告発状」を握り潰された「八角係長」は、メディアに内部告発し、
 「宮野社長」は特別背任罪で逮捕され、
・「東京建電」は、残務処理などの為に、第一営業課だけが残されて、
 他の組織は、新しい会社に移された。
・残された第一営業課の「原島課長」は、明るい声で、「八角係長」に、
   「さあ、会議ですよ。行きましょう。」
 と呼び掛けると、同じく第一営業課の残った「八角係長」は、
   「昼寝の時間だな。」
 と言いながら、後を追って行く、
会議が7つ目の会議。

 以上のように、7つの会議を数えてみた。
 どんなもんでしょう?

 特に、最後のこれから開かれる7つ目の会議は、
今までの汚く忌まわしい会議ではなく、
新たな一歩を踏み出そうとする、希望の感じられる会議のように思える。
 それが、原作者の気持ちではないかな?