体液の病気#004 痛風





 私の知り合いに、「痛風」で苦しんでいる人が、
何人か居る。
 旦那が、足の親指付け根の痛みを訴えるので、
毎晩のように夜通しさすってくれていた美人の奥さんが、
疲れでげっそりとやつれてしまったこともある。
 凄い美人なのに。
 可哀想。


 かく言う私も、
・尿酸値は高いし、
・たまに、左足親指の付け根が痛む、
ので、「痛風」にならないかと、不安で仕方が無い。


 そんなわけで、「痛風」について、まとめてみた。
 反省の為にも。



<症状>

 「痛風」の症状としては、
・ある日、足の親指の付け根の関節や足首、膝、手の関節に
 激痛が起こり、
 赤く腫れ上がったりする。
・一時的に治まっても、その後、頻繁に繰り返されるようになる。

・慢性化すると、皮膚の下に、痛風結節と呼ばれる瘤(こぶ)が出来、
 骨や関節がやられる。
のだそうな。
 怖い。

 酷いと、靴も履けないそうだし、歩くのも苦痛になるそうだし、
なりたくないねえ。


<痛風の仕組み>

 
 ほとんどの食品に、物質を繋ぎ、エネルギーとなる役割を持つ
「プリン体」と言う物が含まれている。
 そして、「プリン体」が体内で燃焼(消費)されると、
燃えカスの「尿酸」
が出来る。

 「尿酸」は、体内に溜まり過ぎないよう、
尿などと共に体外に排出される。

 なお、常時、
・体内には、1,200mgの「尿酸」が有るそうで、
・一日に、700mgほどが生産され、
・一日に、700mgほどが排出されるので、
健康な人は、正常値を保っているそうな。

 しかし、
・「プリン体」を摂り過ぎる人や、
・「尿酸」を上手く排出出来ない人は、
体内に「尿酸」が溜まり過ぎ、「高尿酸血症」になり、
「痛風」になるのだそうな。

 と言うのも、「尿酸」が過剰になると、
「尿酸塩」というガラスのように尖った結晶
を作り、それが関節などに溜まり、傷付けて、
腫れたり激痛を起こしたりするそうだ。



<痛風の原因>

  「尿酸値」が上がり「痛風」になる原因の1つは、
「尿酸」の原料である「プリン体」の摂り過ぎと言われる。

 その「プリン体」を多く含むのは、
・レバー(肝臓)、白子、
・魚の干物、
・干ししいたけ、
・鰹節、
などだそうな。

 しかし、
・食品から摂取される「プリン体」が燃焼して出来る「尿酸」は、
 全体の20%ほどで、
残りの80%の「尿酸」は、体内で生産
 されるので、
・「プリン体」の多い食品を摂取しないようにするだけでなく、
 食生活全般に気を付けるべき。
なのだそうな。


<特徴>

 不思議なことに、この病気は、
・30歳以上の、
・それも男性に多く起きる病気で、
 何と、痛風患者の99%は、男性であるそうで、
・女性の「痛風」が少ないのは、女性ホルモンが、
 「尿酸」の対外排出に大きな役割を持っているそうで、
 女性でも、閉経すると、「痛風」になる人が出て来る。
そうな。


<対応>


 もし、成ってしまったらどうしたら良いのであろうか?
 実は、現在では、非常によく効く薬が開発されているそうな。
 良かった。

 しかし、「痛風」には成らないに越したことはない。
 で、対処だが、
・「プリン体」を多く含む食品は摂取しないようにする。
・水分を多く摂ると、排尿が進み、「尿酸」の排出も進む。
・アルコールを飲み過ぎない。
・バランスの良い食事をし、肥満を避ける。
・「尿酸値」を下げる働きを持つコーヒーや、
 「尿酸」の排出を進める牛乳を、
 積極的に摂る、
などが大切だそうな。


 以上ですが、皆さん、暴飲暴食を止め、バランス良い食生活にしましょう。
 特に、私は!